映画は映画館で?自宅でも楽しめる映画

行定勲監督・上田慎一郎監督からのプレゼントYouTubeで無料公開

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映画「GO」(2001年)や「世界の中心で愛を叫ぶ」(2004年)でメガホンを取った行定勲監督と「カメラを止めるな!」で一躍有名映画監督となった上田慎一郎監督が緊急事態宣言中にリモートでの映画が完成し、YouTubeで無料公開されています。行定勲監督は期間中になんと2本も公開してくれています。緊急事態宣言で地上波のテレビも再放送や再編集番組ばかりでつまらない番組ばかりの中で両監督から本当に嬉しい素敵なプレゼントですね。ご覧になっていない方は是非、ご覧になって観ては如何ですか?

突然公開された行定勲監督の映画『きょうのできごと a day in the home』は画期的だ!

https://rockinon.com/blog/yamazaki/193722 より引用

映画『きょうのできごと a day in the home』

行定勲監督が、この外出自粛の事態を受けてリモートで作ってYouTubeで公開した短編映画。
柄本佑、高良健吾、永山絢斗、アフロ(MOROHA)、浅香航大、有村架純ら全員がリモートでの出演で、「オンライン飲み会」という設定。
非常に面白い。

しかもこれ、このコロナ禍の中、世界各国で発信されているいろんな動画コンテンツ企画の中でダントツで画期的な作品なのではないか。
制作スタッフ全員リモートで設定は「オンライン飲み会」であるという即時性とリアル、と同時に、脚本がしっかりある高い完成度のフィクション映画であるということ。
これが、WebやSNSの発信者/クリエーターから生まれた企画とかドキュメンタリーではなく、映画界の行定勲監督と俳優陣から「映画」として届けられたのは画期的なことだと思う。作品としても、映画界の事件としても、心を強く打たれた。素晴らしい。(山崎洋一郎)

映画館は感動する場所のはずが…180度価値観が変わった映画界でどう生きるのか

ENCOUNT 2020.05.06配信記事より引用

行定勲監督が演出し、柄本佑、有村架純ら豪華キャストが出演したショートムービー「きょうのできごと a day in the home」がYouTubeで期間限定配信中だ。新型コロナウイルス感染防止のために「お家にいよう!」と呼びかける内容。今のタイミングで、作品を発表した行定監督の思いとは。

行定勲監督、単独インタビュー・前編、ショートムービー「きょうのできごと a day in the home」配信中




行定勲監督が演出し、柄本佑、有村架純ら豪華キャストが出演したショートムービー「きょうのできごと a day in the home」がYouTubeで期間限定配信中だ。新型コロナウイルス感染防止のために「お家にいよう!」と呼びかける内容。今のタイミングで、作品を発表した行定監督の思いとは。

――コロナで、行定さんの仕事はどんな影響が出ていますか。

「僕の映画『劇場』(山﨑賢人、松岡茉優主演、4月17日公開)は公開1週間くらい前に突然、延期が決まりました。僕らのチームはギリギリまで悩んだんです。そうしたら緊急事態宣言が発令され、メインの映画館が休業を決めました。その時はまだ地方の映画館は空いていたので、上映するかどうか悩んだんですけどが、数日経ったら、緊急事態宣言が全国に広がり、結果的には延期にするしかなかった……。もう一つの『窮鼠はチーズの夢を見る』(大倉忠義、成田凌主演、6月5日公開)も公開延期を発表しました。何をどうすればいいか、分からなくなってしまった。果たして、この映画が映画館でかけられるのだろうかを含めて、協議が始まるんですよ。そんな状況の中で、どういう道をたどれば、みんなが苦しまないで、映画を待ってくれるみんなにちゃんと伝えられるか。今はどのような形で映画を届けられるかということを模索しています」

――映画には莫大な宣伝費を使いますから、その打撃も大きいですよね。

「1度、使ったお金が全部水の泡になってしまいました。映画館というのは、本来は映画を見て、感動する場所です。なのに、このコロナ禍の中では、『劇場に行ったら、どう思われるだろうか』と思う人もいるだろうし、『お前はまるで人のことを考えてない。無責任だ』と言われてしまう。ただ、映画を観に行っただけなのに。心から笑ったり、心から感動したっていうことを、SNSにもあげられない。それが今の僕らの状況です」

――映画だけではなく、監督がディレクターを務める「くまもと復興映画祭」も延期を決めました。そんな中、この企画はどのように生まれましたか。

「くまもと復興映画祭(4月開催)も2度目の延期を決めました。4月中旬、その打ち合わせ後に、脚本家の伊藤ちひろさんから『今、映画人たちはコロナの中、沈黙している。それは俳優さんたちも同じ。ちゃんと協力できれば、普通だったら、ありえない顔合わせで映画が作れるんじゃないか』という提案をいただきました」

――伊藤さんは監督と同じ会社に所属する脚本家ですね。映画「世界の中心で、愛をさけぶ」「今度は愛妻家」「つやのよる」などでコンビを組んでいます。

「僕はくまもと復興映画祭でも、『うつくしいひと』『うつくしいひと サバ?』など映画を作って、観せて繋げていくというやり方を続けてきました。このアイデアに『なるほど』と思い、こういうときだからこそ、映画の力を発揮させたいと思いました」

きっかけはミュージシャンの鈴木慶一さんのツイート
――一方、「ミニシアターを救え!」と動いている監督たちもいますね。

「もちろん、それには賛同はしているのですが、まず、自分自身の精神が落ち込んでいることが一番不健全だと思いました。そんな時に、映画を作るというアイデアに乗っかったら、結構元気になったんですね。何よりも、映画を作ることで、自分が一番元気にさせられている。知恵を絞って、何よりもスピードが大切だ、と感じました。みんな、どこかでモヤモヤしている状態だと思います。なんとか自粛をすれば、このコロナ禍を乗り切れると信じている人たちがいて、そういう人たちを応援するような映画を作りたいと思いました」

――高校の同級生がオンライン飲み会をするというストーリー。その着想は?

「一番のきっかけはミュージシャンの鈴木慶一さんのTwitterを見たこと。慶一さんのツイートには毎回、励まされるところがあって、よく見ているんですが、昔の友達とオンライン飲み会をやって、すげえ楽しかったと書き込んでいたんです。『こんな時は、こんなことをするんだよ』と書いていて、パソコン画面と自分を撮っている笑顔の写真も載せていた。それがすごくよかった。それを見たときに、これはオンライン飲み会を題材にして1本作れるな、と思いました。リモート打ち合わせでそんなことを話しているうちに、これはかつて自分が撮った『きょうのできごと』(2003年)だなと思ったわけです」

――「きょうのできごと」は後に芥川賞作家となる柴崎友香さんのデビュー作が原作。妻夫木聡や田中麗奈が出演し、京都で暮らす若者の日常を描いた青春群像劇です。もともと「続編を撮りたい」と言っていましたね。

「ずっと前から、続編は撮りたいとは思っていて、柴崎さんには『きょうのできごと 十年後』という小説も書いてもらっていました。これを機に今のコロナ禍の中で観直してみると、こういう風景はあったな、と。この映画は2001年の“9・11”があったことがきっかけになっています。アメリカで大変なテロ事件が起こっているにも関わらず、日本で暮らす自分たちは同じ日常がある。最初は“9・11”が起こった日に飲み会をやっているという設定だったのですが、それではあまりに他人事すぎる、と感じ、クジラが海岸に漂着したというニュースをめぐって、何かを思う人、思わない人という形にしました。クジラというのは“9・11”のツインタワーの比喩だったんです」

――クジラというのは、原作には映画のオリジナル・アイデアでしたね。「きょうのできごと a day in the home」ではテーマが映画になっています。脚本作りはどのようにしたのでしょうか。

「具体的な脚本作りは直接会って話し合うということはなくて、完全にリモート。ただ、こういうことは慣れていますから。伊藤さんが書いた部分もあるし、僕が書いた部分もあって、最終的にはきれいにまとめてもらいました」

有村架純も自宅で撮影? 行定勲監督が明かすリモート映画のウラ話

ENCOUNT 2020.05.07配信記事より引用

外出自粛を応援するショートムービー「きょうのできごと a day in the home」(YouTubeで配信中)を発表した行定勲監督。柄本佑、有村架純ら豪華キャストが出演しているが、俳優たちは一体、どこから出演しているのか? 行定監督がその舞台ウラを明かす。

行定勲監督、単独インタビュー・中編、ショートムービー「きょうのできごと a day in the home」配信中




外出自粛を応援するショートムービー「きょうのできごと a day in the home」(YouTubeで配信中)を発表した行定勲監督。柄本佑、有村架純ら豪華キャストが出演しているが、俳優たちは一体、どこから出演しているのか? 行定監督がその舞台ウラを明かす。

――作品はコロナ禍の今だからこそ、の作品になっていると思いました。最初はまるで役者たちの私生活を観ているような気持ちになり、「いや、これはドラマなんだ」と思いながら、物語に入り込んでいく。会話劇は舞台を観ているような気持ちにもなる。コミカルな展開の中にもコロナ禍の市井の人の思い、監督自身の映画や映画館への思いが入っていますね。

「正直、どうなることか、と思いながら作りました。中身はそれこそ、鈴木慶一さんのツイッターがヒントになっています。学生時代の仲間との写真がすごく良かったんです。誰にも、こういう仲間はいるよなと思った。その中、高校時代の仲間が飲み会をしているうちに、実は当時のマドンナを誘っていて……という話が生まれました。停滞している時間だから、過去を顧みることも重要なのかな、と。しかも、そんなに大した人生じゃ、ないですよ。しかし、この“大したことない”というのが、とても重要だと思っています。それこそ財産なんですよ。今は、自分たちが培ってきたものが一気に崩され、それでも、何をやるのかが問われているのだから」

――熊本出身の行定監督は2016年4月の熊本地震も経験されました。この経験が「くまもと復興映画祭」へと繋がった。

「熊本地震があった時に、熊本がこれだけ頑張っているのに、どんどんオリンピックの話が進んでいって、ちょっとした被害者意識を持ったことがありました。でも、それは何も産まないんだと思ったんです。だから、映画祭に関わることになったのですが、結局、感動したっていうのは一瞬のことで、意外と忘れてしまう。それを繰り返し与えていかないと、応援しようと気持ちにもならないんだと思います。だから、今回も人を感動させるものを作ろうと思いました。そうなっているかは分からないけれども、(劇中では)少なくとも、有村架純ちゃんが笑顔を見せてくれるわけですよ」

――有村さんの笑顔には癒やされました。この豪華キャスティングはどのように決まったのですか。

「それこそ、今まで培ってきた人脈です。柄本佑君も今やブレーク中ですが、『この役をやってくれないかな』と。(熊本出身の)高良健吾はくまもと復興映画祭で一緒にやってきた仲なので、内容が決まっていないときに声かけたら、『やる』と言ってくれた。浅香航大も即答でした。MOROHAのアフロは、コロナ禍の少し前に飯を食べた時に『役者でもやる?』と言っていたことがつながった。永山絢斗君も二つ返事。ただ、『アドリブが苦手なので、ちゃんと台本を用意してください』と言っていたけれども、その割には一番気合が入っていた(笑)」

俳優陣は「Zoom」で参加「『リアリティーを求めたい』と言いました」
――俳優たちはどこから撮影に参加しているんですか。自宅ですか。

「Web会議ツールの『Zoom』をつかっていますので、各々、自分たちの生活圏の範囲の中です。だから、ライティングも自分たちでやってもらっている。みなさんがWeb会議をやっているのと同じ状態です」

――演出はどのようにしたのでしょうか。

「これも全部リモートです。撮影前にZoom上で顔を合わせた時には、『リアリティーを求めたい』と言いました、アドリブもあっていいと、それがリアリティーにつながるのだ、と。観ている人たちが、そこに参加しているような気分になるものを作りたいと言いました。そんなに多くを語ったわけじゃなくて、僕の思いだけ。映画好きという設定の役を演じてもらった高良には映画への僕の思いを託しました。『そのうち、映画が見られるようになりますよ。だから、頑張ってんじゃないですか』というセリフですね。この時は、画面に顔を寄せて、みんなに伝えてくれ、とか。そういうことをお願いしました」

――劇中には「2001年宇宙の旅」「パターソン」「ラブソング」「はなればなれに」「海の上のピアニスト」「ニュー・シネマ・パラダイス」などいろんな映画のタイトルが出てきます。これらは監督が好きなタイトルなんですか。

「決め事に使った映画のタイトル以外は役者のアドリブです。例えば、ジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画(『デッド・ドント・ダイ』)が観たいけど、タイトルが思い出せない、というシーンは僕自身がジャームッシュを好きなのに、観られないという気持ちです。佑君が(ジャン・リュック・ゴダール監督の)『はなればなれに』を観て、『よく分からなかった』という場面がありますが、本当は好きんじゃないかな。みんなに観て欲しいから、あえてそう言っているんだと思います。今の状況がタイトルに現れているのが洒落ている『はなればなれに』は僕も好きな作品です。人が観ると、僕が好きそうなタイトルが並んでいるわけだけども、こうやって、なんだか繋がっていくんだな、と不思議な気持ちになりますね。」

「有村架純は『えー、これで終わり?』と言った」リモート映画の撮影秘話

ENCOUNT 2020.05.08配信記事より引用

行定勲監督が発表したリモート撮影によるショートムービー「きょうのできごと a day in the home」(YouTubeで配信中)は柄本佑、有村架純らが出演し、高校時代の仲間がコロナによる外出自粛の中、Zoom飲み会をするというストーリー。有村扮するヒロインが「家にいろ!」と呼びかける。リモート撮影は実際、どのように行われたのか? 行定監督に聞いた。

行定勲監督、単独インタビュー・後編、ショートムービー「きょうのできごと a day in the home」配信中

行定勲監督が発表したリモート撮影によるショートムービー「きょうのできごと a day in the home」(YouTubeで配信中)は柄本佑、有村架純らが出演し、高校時代の仲間がコロナによる外出自粛の中、Zoom飲み会をするというストーリー。有村扮するヒロインが「家にいろ!」と呼びかける。リモート撮影は実際、どのように行われたのか? 行定監督に聞いた。

――「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督や斎藤工もリモートでの映画製作を発表していますが、一番乗りで配信までこぎつけました。このスピード感がすごいです。

「リモートで映画を作るというのは、誰もが考えつくことだとは思うんですけども、最初にできたのはよかったと思います。どんな映画を作っても、完璧はないし、自信もないわけです。ものすごいスピードで、これだけのキャストを集められた。ほかにも、やりたいと手を挙げてくれた方もいたのですが、こういう時は仕事をさせないとか、事務所の方針もありました。いろんな思いがある中、この段階で、特に信頼できる役者たちが集まってくれたのは非常にありがたかった。やっぱり、名を馳せている役者たちは本当にすごいと思いました。台本を渡されて、1週間もない中で、いろんなことを考えて、仕込んでくれました。頼もしいです」

――撮影は一発録りですか。

「そうですね。通して演技をしてもらっています。撮影には(Web会議ツールの)Zoomの録画機能を使っています。だから、本当に一般の人がZoom飲み会しているのと同じ。本当に、Zoom飲み会をしたものを録画しているテイですね」

――たまに音声が途切れたりする。これがリアルでした。普通にZoom飲み会をしていても、そういうことってありますから。あれは演出ですか。

「リアルです(笑)。浅香のマイクの帯域が狭くて、たまに音が拾えなかった。彼も演技しながら動くので、余計に。それが逆によかったと思っています。音が聞こえなくなると、『なになに?』とみんなが顔を近づけることになるから。あれがいい。オンラインとなると、聞こえないというのは、実際に会えていた頃はよかったなと思えるんじゃないかと思えます」

――撮影の雰囲気はどんな感じでしたか。

「みんな、リラックしてましたよ。雰囲気は良かった。ある意味、一発撮りって撮る側も緊張しますが、本当に面白く見れました。芝居が終わると、役者たちも残念そうで、架純ちゃんも『えー、これで終わり』と言っていました」

役者には「今こそ力試しだよ」と言った
――監督の一番伝えたかったことはなんでしょうか。

「テレビを見ると、ニュースに踊らされる毎日ですよね。悲しいニュースも流れてくるじゃないですか。志村けんさん、岡江久美子さんの訃報……。直接は知らないにしても、みんなが知っている方が亡くなると、痛みが急に分かってくる。感染者数など数字だけでは分からないこともあって、そこに対しては苛立ちや憤りもあるんですが、劇中のような、くだらないけんかをしたり、こんなくだらない会話ができる仲間がコロナでいなくなってしまうことが一番よくないことだと思います。そういうことを顧みるいい機会なんじゃないか、と思っています。僕も俳優たちの芝居を観ていて、僕が言いたかったのはこれだったんだな、と改めて思いました」

――反響はいかがですか。

「配信から24時間経っていない段階で、5万人以上(5月7日現在、18万回視聴)に観ていただいたので、観ていただけているんだと実感しています。役者たちのためにも広く観ていただけば、と思っています」

――役者たちもコロナ禍で大変ですよね。もちろん、今回出演した俳優たちは困窮するということはないでしょうけども、エンタメ全体では映画、ドラマ、演劇が止まって、大変なことになっています。

「彼らはやっぱり若い頃から一緒に歩んできて、ブレークした方の人ですが、友人の中には、そうじゃない人もいます。彼らも、そういう人たちのことも考えているだろうと思います。彼ら自身も、精神的に参っていたところもありますよね。今、何をやっていいか、わからなくなってしまっている。ずっと仕事ばかりしてきた人が突然止められて、1か月以上も暇をしていると、悶々としてしまう。だから、役者には『今こそ力試しだよ』と言ったんです。今、何ができるのか、ただ、僕たちは好きなことだけをやっているのか。それだけではないはず。映画というのは社会の隙間から生まれてくる産物。コロナの時代をそういう目で見て、次の時代につなげていく。僕の場合も、今できるのは何かを考えて、昔、自分が撮った柴崎友香さんの原作映画を見つめて、今回のショートムービーができたんです」

――過去作の「きょうのできごと」も観直したいと思いました。ただ、オンライン配信はしていないんですね。

「『きょうのできごと』は今で言うと、ミニシアターでしかかからないような取り組みでした。こういう映画だからこそ、たくさん繋いで、その映画の命をつないでいってあげたいなっていう気持ちもあるんです。これを機に観直してもらったり、観ていない方には観てほしいと思います。オンライン配信もできたらいいなと思います」

前宣伝なく物語に触れる新鮮な30分弱 リモート撮影した短編映画『いまだったら言える気がする』

夕刊フジ5/26(火) 16:56配信記事より引用

 

在宅生活を“のらくら生活”にしないため、本を読んだり録りためていた映画を見たり、テレビやラジオを楽しんだりと不要不急のエンタメを浴びるようにしている。

フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』3部作、9時間余りを立て続けに見た。記憶からすっぽり抜け落ちているシーンが多く、何度見ても新鮮に楽しめる。映画『シャイニング』でも改めて恐怖を味わった。

行定勲監督(51)がリモート撮影した短編『いまだったら言える気がする』がYouTubeで公開された。『きょうのできごと a day in the home』に続く第2弾で、オンラインアプリ「Zoom」で撮影した作品。出演は中井貴一(58)、二階堂ふみ(25)、アイナ・ジ・エンド(25)の3人だ。



前宣伝は一切ない。物語はいきなり始まり、いきなり終わる。中身を1ミリも知らずに、見る側は物語に触れることができる。これがなんとも新鮮でぜいたくで、こんな楽しみがリモートで供給されることに感激する。

「じんのさん」と呼ばれる中井演じる男は小説家。いつも通り、家にこもり執筆している。「はなえ」と自己紹介した女は女優で在宅を余儀なくされている。その2人の会話劇で映像は進む。

けいこしても本番が中止になった残酷さ、制作側が頑張っても支払われるギャラは少ない、この先お芝居ができる場所があるのかという不安、「これ、いま、見つめ合えているのかな」というZoomでのコミュニケーションへの不安、「映画館行きてぇ!」という叫びなど、今生まれた会話を生で見聞きしているような喜びが30分弱に込められている。

行定監督は「今、映画館が疲弊しているので」と本作の動機をテレビのインタビューで説明。「くよくよ考えずに、新しくもう一歩踏み出してみようとするきっかけになったり、笑えたり泣けたりするために映画が作られるべきだと思っています」と語った。

ここ数カ月、世界中の人々はつらい物語の当事者としてつらい日々を送り、今もまだその真っただ中にいる。エンタメなしで人は暮らせない。緊急事態宣言の解除を受けた一部地域では、映画館が再びドアを開けた。劇場の扉、寄席の木戸が開く日も近い。そこでは物語が待っている。


中瀬ゆかりさん、上田慎一郎監督のリモート製作映画を絶賛「どういう形でも止めないで作ったわけで素晴らしい」

スポーツ報知5/21(木) 18:51配信記事より引用

新潮社出版部長の中瀬ゆかりさん(55)が21日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・後5時)にリモート出演した。

番組では、この日のテーマ「リモートをうまく生かしたエンタメを知っていますか?」について、視聴者からの「『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が撮ったリモート収録のみで構成された短編映画が傑作でした。何よりアイディアから完成までの速さが秀逸。告知から1か月もかからず、動画サイトで公開していました」と、上田監督の「カメラを止めるな! リモート大作戦!」を称賛するFAXを紹介した。

同作の4月13日に製作発表。今月1日にはYouTubeで公開というスピードを絶賛する内容に、中瀬さんも「うまいですね。まさに『カメラを止めるな!』の世界。リモートになろうが、どういう形であろうが、止めないで作ったわけですよね。素晴らしいと思います」と評価していた。

今こそ「カメラを止めるな!」、上田慎一郎監督が完全リモートで無料新作「今のうちに見てほしい」

スポーツ報知2020年5月14日 11時0分配信記事より引用

映画「カメラを止めるな!」が製作費300万円ながら興収31億円超の大ヒットを記録した上田慎一郎監督(36)がこのほど、動画投稿サイト「YouTube」で新作短編映画「カメラを止めるな! リモート大作戦!」を無料公開。1日の公開から12日現在で33万回再生を突破。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、映画館などエンタメ業界の自粛が続く中、「コロナ疲れしている人にぜひとも見てほしい」と製作への思いをリモート取材で語った。(増田 寛)

新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛や「3密」回避がエンターテインメント業界に影を落としている。ぴあ総研の調べでは、ライブイベントなどが5月末まで延期や中止となれば、損失は3300億円に上るとしている。映画も公開の延期が続き、新作公開がなくなった今、上田監督が最新作をYouTubeで無料公開。



「この状況で自分に何ができるか。これがずっと頭を巡っていて。新型コロナウイルスで周りのクリエイターの仕事がなくなって、なんとか自分が明るいエンタメ作品を作りたかった。知恵を絞れば、今みたいな環境でも映画が作れるところを見せたかったんです」

“新型ウイルス”拡大のため自宅待機する映像ディレクター・日暮隆之(濱津隆之)が、完全リモートでの再現ドラマ製作を依頼されるストーリー。物語では「カメ止め!」でおなじみの出演者が勢ぞろいする。4月13日に製作を発表し、1日には動画をアップした。

「僕の場合は映画ですが、エンタメ業界の動きが止まった今こそ、創作活動を止めず、『カメラを止めるな!』という言葉が必要だと思います。今のうちに見てほしい作品です」

徹底して「3密」を避けるために完全リモートで作られ、衣装合わせや打ち合わせは、テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で行われた。撮影は出演陣の自撮りで、監督の演技指導は、送られてきた動画を見て、指示を出していく。エキストラは監督自らツイッターで動画を募集し、115人が集まった。エンドロール出演のためのダンス動画は250件を超えたという。



人の接触を避けに避けた作品に、上田監督は「現場の映画作りとは完全に別の種目」と話す。特に意識したのは「間」の使い方で、「映画で間はいい味になるが、YouTubeで人気のある動画は、テンポが良く展開が速い。映画のように間を使うと視聴者が作品を全部見てくれないかもしれないので、YouTuberの動画のようにカスタマイズしました」。

リモート制作ならではの利点もあった。本来、映画を製作するに当たっては、作品のロケ地、スタッフや出演者との打ち合わせ、オーディションなど、多くの人や場所の予定を合わせなければいけない。だが、ビデオ通話だけとなれば、場所の問題がほぼ解消され、スケジューリングのハードルは下がる。

「顔を突き合わせることが大切なときもありますが、Zoomでも十分だなと思うこともありました。少なからず打ち合わせはZoomの方が早く終わりますね」

ただ、リモート制作は出演者への負担が大きく、芝居以外にも撮影、録音、照明、メイクもこなさなければならない。キャストからは、芝居だけに集中できる環境がいかに大切かを痛感したという声も上がったという。

長所と短所を知った上で、上田監督は「今後もリモート一本で映画を作ろうとは思ってはいません」と語る。

「ちょこちょこ作っていきたいかなとも思ってますが、やっぱり本来の映画作りとは全く別物。僕はやっぱり、一体感がある現場で作る映画が好きですね。早くコロナが収束してほしい」と日常が戻ることを願った。

関連記事:2020年 流行り病の中にやってくれました!カメ止め監督上田慎一郎

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