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はじまったばかりNHK朝ドラ スカーレットの評判は?

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はじまったばかりNHK朝ドラ スカーレットの評判は?

ドラマの視聴率があまり良くないと言われていますが、NHKの朝ドラは別格で20%を超えるのが当たり前で20%を下回っただけで外野が騒ぎ出すという大変なドラマ枠ですよね。まだ始まって2週目ではありますが、それでもいろいろとWebなどで話題になっていますよね。出演者やスタッフなど本当に大変だと思います。

朝ドラ主演・戸田恵梨香の撮影秘話と大島優子のオーラ

NEWSポストセブン2019.10.09 07:00 配信記事より引用

戸田恵梨香(31)がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説『スカーレット』が、初回視聴率20.2%(9月30日、関東地区)と好発進を切った。

緋色の炎が窯から噴き出し、それに立ち向かう戸田のシーンから始まった物語は戦後、滋賀県の信楽が舞台。陶芸家・川原喜美子の〈熱く燃えるような、情熱的な人生〉が描かれるというが、戸田の女優魂にも火がついたようだ。

ロケ地となった窯元「宗陶苑」(滋賀県甲賀市)の社長が、こんな秘話を明かす。

「戸田さんはクランクイン前にも一度、うちに見学に来られました。工房を案内して、窯や信楽焼の特徴などを説明しましたが、周りにいたNHKや市の関係者に交じって、一般の見学にきた年配のご夫婦がずっと付いてこられたんです。間に入って私に質問されたりしていたのですが、戸田さんは嫌な顔ひとつせずに一緒に見て回ってはったんです。説明も30分以上真剣に聞かれていて、集中力がさすがやなと思いました」

今作で戸田は役作りのため体重を増やし、土練りの技法も習得、陶芸する手元も吹き替えなしで撮影する。

「工房で土練りをみて“私もすごく練習しているんです”とおっしゃってました。信楽では土練りは3年かかって習得するといわれますが、短期間で大変なことだったと思います」(社長)

そして朝ドラではブレイク必至とされる「ヒロインの親友役」の大島優子(30)にも、こんなことがあったという。

「大島優子さんだと僕はまったく気がつかなかったんです。後でプロデューサーの方に紹介されてようやく……。15歳の高校生役で化粧も薄くて、本当にそのくらいの年齢の女の子にしか見えませんでした。別の機会でお会いすると大人っぽくてオーラがあって、まるで別人。女優さんは凄いと感心しました」(同前)

2人の30代女優の熱演が、物語をどう“絵付け”るか。

※週刊ポスト2019年10月18・25日号

朝ドラ「スカーレット」地味でも期待できる理由

東洋経済on-line2019/10/11 5:35配信記事より引用

真実味・人間味・面白味ある「こってり朝ドラ」

101作目となるNHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)は『スカーレット』。

舞台は滋賀県信楽(しがらき)と大阪。男性ばかりの陶芸の世界に飛び込んで、情熱的に生きた女性陶芸家の一代記。第1週の平均視聴率は19.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と、20%を割り込んだものの、とりあえずは無難なスタートを切ったようだ。

秋から始まる朝ドラはNHK大阪制作となる。関西出身で、大阪制作朝ドラ好きの筆者は、期待して第1週に臨んだのだが、その第一印象は――「地味」。

関西中心の出演者が多数

「第100作」の朝ドラとして、過去の朝ドラヒロインやイケメン俳優をかき集めた『なつぞら』の後であり、大阪制作朝ドラとしても、誰もが知る日清食品の成功譚『まんぷく』を継ぐ作品として、「信楽の女性陶芸家一代記」は、さすがに「地味臭」が漂う。

また、登場人物の「関西ローカル臭」の強さも、全国的に閉じているという意味で、その「地味臭」に拍車をかけた。

ヒロインを務める戸田恵梨香(兵庫県出身)、北村一輝(大阪)、マギー(兵庫)、阪田マサノブ(大阪)、福田転球(大阪)、武蔵(大阪)と、第1週登場人物における「関西人比率」は高かった。また富田靖子(福岡)や財前直見(大分)という九州勢の関西弁(信楽弁)もけっこう安定していて、「エセ関西弁」がほとんど聞こえてこなかった。

すでに登場した村上ショージ、未知やすえをはじめ、辻本茂雄、木本武宏、オール阪神などの関西芸人がこぞって出演することに加え、舞台も関西圏に収まることから、「関西ローカル臭」はいよいよ強くなっていくはずだ。

まとめると「地味臭」+「関西ローカル臭」=「もっちゃり朝ドラ」というのが『スカーレット』第1週の評価である。「もっちゃり」は関西人がよく使う言葉で、「垢抜けない」「どんくさい」的なニュアンスで使われる。対義語は「シュッとしてる」だろうか。

ただ、「もっちゃり感」漂う中に2つ、キラリと光るシーンを見つけたのだ。

1つめは初回の冒頭。焼き物窯の炎を前に「水より薪や! もっと燃やす!」とヒロイン戸田恵梨香が叫ぶシーンである。関西弁での絶叫と、実際に火が燃え盛る画面の迫力に圧倒された。

2つめは第8回、川島夕空(ヒロインの少女時代役)が、おそらくこのドラマのキーとなるであろうセリフ「女にも意地と誇りはあるんじゃあ!」を絶叫したシーン。

先に述べた「もっちゃり朝ドラ」という印象に、これらのシーンが持つ熱量を掛け合わせると、『スカーレット』ならではの魅力が、一気にあぶり出される感じがする。

――「もっちゃり朝ドラ」×熱量 = 「こってり朝ドラ」

私は「こってり朝ドラ」としての可能性を『スカーレット』に見る。では具体的に「こってり朝ドラ」とは何か? 「こってり味」に向けて、どんな味付けを期待するか述べてみたい。

戦後の真実に真正面から向き合えるか

まずは「真実味」、つまりリアリティだ。前作『なつぞら』に識者が指摘したのは「労働争議」の描き方があっさりとしすぎていた点である。『なつぞら』ヒロインのモデルとなった奥山玲子の夫=小田部羊一氏も『漫画映画 漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』(講談社刊)の中で「僕らの動画時代を語るには労働組合運動が切り離せないものがある。奥山(玲子)も積極的に労働組合の活動をしていた」と語っているにもかかわらずだ。

例えば労働争議など、時代の真実への斬り込みが足りなかったせいか、筆者も『なつぞら』の開始当初、『朝ドラ「なつぞら」が最高のスタートだった理由』(2019年4月11日配信)において肯定的に評した割には、終わってみると正直、物足りなさが残る印象を持ったものである。

対して、『スカーレット』において、戦争での心的外傷(トラウマ)を強く引きずっている佐藤隆太やヒロインの妹直子(やくわなつみ)の役回りは、戦後を舞台としたドラマでありながら、戦争の真実味から決して逃げないという宣言のように受け取ることができる。

「みんなが前向きで、果てしなく豊かになった古きよき時代」などというきれいごとではなく、きれいごとの表面をめくった中から湧き出てくる時代の真実味と真正面から向き合うことができれば、『なつぞら』に足りなかった「こってり」とした魅力が醸成できるだろう。

次の味付けは「人間味」だ。大阪制作朝ドラとしての前作『まんぷく』で残念だったのは、現代のナンバー1女優・安藤サクラを起用し、当初は安藤の地肩を生かした人間臭いキャラだったものの、途中から「夫を支える利発な良妻賢母」に小さくまとまってしまった点である。

忘れられないのは、大阪制作朝ドラの金字塔である『カーネーション』(2011~2012年)の尾野真千子だ。大いに笑い・泣き・怒り、奔放に生きるという、言わば「人間臭さが服(それも自身の洋裁で仕立てた)を着て歩いている」ようなキャラ。

代表作TBS『SPEC』(2010年)における戸田恵梨香の感情豊かな表情は、十分に人間臭さ・人間味を感じるものだった。朝ドラという場でもう一段スケールアップして、『カーネーション』の尾野真千子に迫ることができるか、期待したいと思う。

最後に指摘しておきたいのが「面白味」の必要性である。この点で想起する大阪制作朝ドラは『ちりとてちん』(2007~2008年)。上方落語界を舞台としていたこともあり、笑いの含有量では群を抜いていた。ヒロイン・貫地谷しほりのコメディエンヌのとしての才能がそれを支えた。

『スカーレット』と『ちりとてちん』の共通項は多い。ヒロインが地域の伝統文化(陶芸・落語)を志すこと。ヒロインが大人になって、北東方向(滋賀、福井)から大阪に向かうこと。細かい話だが、ヒロインの名前(『スカーレット』=喜美子、『ちりとてちん』=喜代美)や、ヒロインのライバル的存在として裕福な同性の同級生がいることも似ている。

関西芸人たちに囲まれながら、戸田恵梨香のコメディエンヌとしての才能を引き出すことができれば、大阪制作朝ドラにしばらく欠けていた「面白味」まで欲張ることができ、結果、『カーネーション』『ちりとてちん』と並ぶ「こってり朝ドラ」として、長く記憶に残る作品になれるはずだ。

「泥くささ」と「こってり味」

大阪制作朝ドラファンである関西出身者として、『スカーレット』への期待を語ったが、最後に、ヒロイン戸田恵梨香の発言に注目したい。東京新聞や朝日新聞など複数のインタビューで戸田は「スカーレットはすごく泥くさくて、その泥くささがいとおしい」という、面白い発言をしている。

「泥くさくて、いとおしい」とは、言い換えれば、ここまで筆者が考察してきた「こってり朝ドラ」とほぼ同義だろう。朝から「こってり味」の『スカーレット』を、この半年、堪能したい。




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