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もし自分が巻き込まれてしまったら容疑者とSNSにデマ
常磐自動車道でおきた、あおり運転殴打事件で既に逮捕されていますが、運転していた容疑者の助手席に乗っていた女(通称?ガラケー女)に間違われてしまった女性がいますね。SNSで容疑者だとされてしまい大変なことに巻き込まれてしまった女性がいますね。しかも実名で拡散されてしまい本当に大変ですよね。もし自分がこの立場になってしまったら本当にゾッとしますね。
「朝起きたらガラケー女に」“あおり運転殴打事件”容疑者とSNSにデマ…被害女性が法的責任追及へ
FNNPRIME 2019年8月23日 金曜 午後7:57配信記事より引用
- あおり運転殴打事件の喜本容疑者に間違えたられた被害女性が会見
- 被害女性「朝起きたら犯罪者扱い こんなことが起こるんだなと」
- インターネット上での人権が侵害されたケースは10年で約3倍に…
朝起きたらガラケー女に
朝起きたら犯罪者扱いされていた…
あおり運転殴打事件で逮捕された喜本奈津子容疑者に間違えられた女性が8月23日、法的責任の追及に向け会見を開き、悲痛の思いを語った。
喜本容疑者に間違えられた女性:
何のことか全然分からなくて、「なんで?」というのは一番最初に入ってきた。私今どうすればいいのかという混乱というかパニックみたいな(状態)。まさか自分にこんなことが起こるなんて、想像したこともなくて、火のないところに煙が立つという所
喜本容疑者に間違えられた女性:
(朝)起きたら犯罪者扱いされていて、まさか自分のことだと認識がなかなか持てずに、現実にこんなことが起こるんだなと率直に思った。
事件後、全く関係のない東京都内在住女性をガラケー女として犯人扱いするデマがネット上に拡散。
女性の顔写真や実名などがさらされた。
デマの発端は、8月17日の早朝。高速道路上で暴行の様子をガラケーで撮影される様子が繰り返し報道される中、ネット上ではガラケー女探しが過熱。
こうした中でつぶやかれたあるツイートで女性の顔写真と実名がネット上にさらされ、そこには、「ガラケー女」、「あおり運転自首して」の文字が。
事態に気づいた女性は「起きたら犯罪者扱いされててびっくりですが完全に事実と異なりますので無視してください」とインスタグラムに投稿。
しかしネット上には「糞BBA!早く出頭しろ!」、「指名手配ですか?」など誹謗中傷する書き込みがあふれ、デマは瞬く間に拡散していった。
喜本容疑者に間違えられた女性:
全く関係ないところから誹謗中傷を受けることがあるんだなと思った。内容も悪質な表現をする方が多くいたので、精神的ダメージも大きかった。何かあったときに責任とれるのかを考えてSNSを活用してもらいたい
女性は自身が代表を務める会社に、苦情の電話が殺到するなどの被害も受けたという。
小沢一仁弁護士:
約6600リツイートされていたので、雪だるま式に(増えて)10万件を超えるんだろうなと思う。法的な責任を追求することができると思われる人たちに対しては、いずれも責任追求しようかなと思います。民事に関しては積極的に動いていこうかなと思います。
そもそも、なぜ女性は喜本容疑者に間違えられたのか?
弁護士によると、女性が間違えられたのは面識のない宮崎容疑者が女性のSNSのアカウントをフォローしていたことや、喜本容疑者が身に着けていた帽子やサングラス、洋服がSNSに公開していた女性の写真に写るものと似ていたためではないかと考えられるとしている。
喜本容疑者に間違えられた女性:
(宮崎容疑者は)本当に知らない方ですので、なんでフォローされたかは、分かりません
インターネット上での人権侵害のケースが10年で約3倍
加藤綾子キャスター:
本当に恐ろしいことですよね。今回の女性のようにインターネット上で人権が侵害されたケースはここ10年でおよそ3倍に増えているんです。そのうち名前や住所などの個人情報がさらされたり、誹謗・中傷などで名誉が傷つけられるケースがおよそ8割を占めているんです。
加藤綾子キャスター:
ネットの匿名性を利用して安易に書き込むと、それが拡散されてずっと残り続けてしまう。これって、怖いことですよね
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 宮家邦彦さん:
実社会だったら犯罪ですよね。それがネットになると無法地帯になるわけ。それで火のないところに煙を立てる人がいるわけでしょ。ひどい話ですよね。どこかで、法律を作り直してネットの世界でも最低限のプライバシーが守られ、人権が守られるような体系を作らなければいけません
加藤綾子キャスター:
これは厳しく取り締まっていかないと何を書いても平気だと。匿名っていうものに対して無責任になりすぎることがありますよね
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 宮家邦彦さん:
彼女が勇気を出して出てきたことは非常にいいことだと思いますね。こうやって批判が集まることで少しでも数が減ることを祈っています
(「Live News it!」8月23日放送分より)
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