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鬼平の言葉 鬼平犯科帳第十五巻「雲竜剣より」

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長谷川平蔵名言集
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鬼平の言葉 鬼平犯科帳第十五巻「雲竜剣より」

池波正太郎先生の原作「鬼平犯科帳」では主人公の長谷川平蔵はもとより同心、密偵、家族、盗賊までも数々の名言を残しています。特に今回の「雲竜剣」では沢山の名言があります。ドラマ版では初期の初期第二シリーズと鬼平犯科帳THE FINAL 後編「雲竜剣」で描かれています。名言が多いのも納得です。

本当の強さとは何か

命がけで物事を仕たてのけよう などという男は百人に一人、いや千人に一ほどもいまい戦国乱世の頃とで同じことじゃ

平蔵の部下が二夜続けて殺害される。騒然とする日付盗賊改メの隙を狙うように、薬種屋が襲われる。平蔵は部下密偵を総動員して恐るべき敵に立ち向かう。平蔵は仕事を手伝うと言う息子・辰蔵に(父とともに死ねるが)と聞くが、辰蔵は死にたくないと答える。映像は一生の顔張り倒し、勘当言い渡す。
辰蔵は(腹を切る)と嘯くが、それでもできない。平蔵は軟弱な息子にあきれつつ、若い時はこんなものかと苦笑い。妻の久栄は(あなたとは違う)と取りなす。後に辰蔵は名誉を挽回するのだが、その仕様もちゃっかりしている。いつの世も若者は大人から見れば頼りない。経験を積んで、磨きをかけ、ようやく一人前の男になる。

 

平常、目立つまい目立つまいと心がけているものに限って、いざとなると、ようは働いてくれるものじゃ

同心の吉田藤七は最年長の五十三歳。小柄で痩せていて風采も上がらない。ただ黙々と市中見廻りりを務めている。しかし、平蔵は藤七が自分で得た情報を「さりげなく」後輩に伝え、影にまわって助けていることに気づいていた。火付盗賊改メが右往左往する大事に、藤七は気負った様子もなく、平蔵の期待に違わぬ仕事をしてみせた。真の強さは非常の時にこそ、わかるものだ。
華々しい活躍をする部下も地道に働く部下も、見るべきところは見ている。そして、きちんと評価する。平蔵のく部下は幸せといえよう。

 

鬼平の生きさまを見よ

金と申すものは、面白いものよ。つぎからつぎ、さなざまな人びとの手にわたりながら、善悪二様のはたらきをする

 

鍵師「助治郎」は押し入る先の合鍵を作り、その礼金で諸方に報謝宿を設け、病人や放浪者の面倒を見ていた。助治郎は「悪事を働きながら、善事を楽しむ」二面性を持った悪党だった。平蔵は助治郎を捕らえず、そのままにしておく。盗賊の奪った金が困窮する人々を助けている。「」は使い方で善にも悪にもなるのだ。そうした金の働きをわきまえれば、人生の達人に一歩近づく。

同心、密偵、家族の言葉

お茶をひとつ…..

平蔵の身辺の世話は妻の久栄が一手に扱う。時には部下や密偵に茶を出すこともある。長官夫人であり、四百石の旗本の奥方である久栄が手ずから入れてくれる茶だから、飲む方は身がすくむ思いがする。身分の上下にやかましい封建制度の夜でありながら、平蔵夫婦は少しも気にかけない。
ある日、平蔵の留守をあずかる佐嶋忠介のもとに、久栄が盆に茶碗を載せて現れる。「お茶をひとつ…」とにっこり笑い、佐嶋の前に置き、静かに去っていった。呆気に取られながら、茶碗に口を近づけた佐嶋が「はっ」となる。
茶碗にはなみなみと冷酒がついであった。酒が何よりも好きな佐嶋へ、久栄の心づくしだった。佐嶋の両眼から熱いものがふきこぼれたのは、いうまでもない。妻は役宅に詰めている与力、同心、そして密偵たちの生活や心持ちに目を配り、細かい配慮を怠らない。こうした妻の気配りが、夫の仕事をしっかりと影で支えているのだ。

 

父上御助勢!!

平蔵に「腹を切れ!」と叱りつけられ、辰蔵は役宅を逃げ出した。不甲斐ない息子に、平蔵はがっかり。しかし、辰蔵は面目躍如の好機を逃さない。平蔵が無頼浪人と対峙したときに辰蔵は助勢を買って出る。闘いの後、「切腹の事、行お許しくださりますか?」と聞くあたりはやはりちゃっかりしている。

 

盗賊たちの矜恃

私が、これまでに盗めをはたらいた商家は、合わせて十八か処。そのいずれも、いまもって繁盛している。それが何よりのこころやすめと言うものじゃ

堀本拍道は、かつて平蔵の子・高杉銀平と真剣勝負をした剣客。雲竜剣と言う特異な剣法で高杉に浅手を負わせたという。人格も高潔で剣士としても一流だった。拍道には剣客、医者、盗賊の三つの顔があった。拍動が盗みに手を染めたのは、医者として満足のいく治療をするためにはまとまった金が必要だったからだ。
そこには私利私欲はなかった。盗んだ金は全て報謝宿に寄進し、自らも医者として病人の治療に尽くす。善のために悪を行う。悪行の埋め合わせに善行を積む盗賊は他にもいる。しかし、拍道は善悪の両面を積極的に生きた。
拍動は勤めの三か条を守り抜く本格の盗賊だが、息子の虎太郎は父の生き方に背を向ける。己の欲望のまま、人をあやめる極悪非道の盗賊となる。拍道は息子の悪逆を許せず、成敗を決意する。
拍道は己の信じる道を行きたが、息子に「人としての道」を教え示すことができなかった。最後は息子の刃で命を落とす。

 

「雲竜剣」(うんりゅうけん)スペシャル

1990年10月3日放送

 

火付盗賊改方同心・片山慶次郎が殺された。その太刀筋に見覚えがあった平蔵(中村吉右衛門)は、剣の師匠である高杉銀平(武内 亨)から聞いた『雲竜剣』の使い手・堀本伯道(露口 茂)を思い出す。実は、半年前に平蔵はこの雲竜剣の使い手と思われる黒覆面、黒装束の男に襲われていた。刀が相手の体に隠れ下段から斬りあげてくる剣法で、平蔵の着衣は左の肩口を斬り裂かれていた。そんなある日、密偵・大滝の五郎蔵(綿引勝彦)のもとに鍵師の助次郎(藤木 悠)がやってくる。助次郎は合鍵作りの名人で、盗賊のために合鍵を作り、それで得た大金で、旅の途中で長患いをしたり、手に職のない者や金のない者の面倒を見てくれる、報謝宿を諸方に作っていた。五郎蔵が探りを入れると、助次郎は何者かに合鍵作りを依頼され、常陸の国に向かおうとしていた。そこへ、またしても同心・金子清五郎殺害の報が入った。心臓を短刀で一突きにされていた。平蔵は、伯道の消息を探り、助次郎の動きを追わせる。すると、意外な接点が見えてきた。

配信期間:~2019年09月30日 23時59分

鬼平犯科帳THE FINAL 後編「雲竜剣」(うんりゅうけん)

2016年12月3日放送

 

夜道を、長谷川平蔵(中村吉右衛門)と木村忠吾(尾美としのり)が歩いていると、覆面をつけた刺客・石動虎太郎(いするぎ・とらたろう/尾上菊之助)が現れる。急襲に、剣の使い手である平蔵も追い詰められるが、間一髪のところで、一撃を浴びせ追い払う。以前にも、平蔵の部下である酒井祐助(勝野洋)らが刺客に次々と襲われ、小柳安五郎(谷口高史)に至っては命を落としていた。刺客と相対した平蔵は、刺客の構えが若いころに牛久で手合わせをした剣豪の構え「雲竜剣」と似ていることを思い出す。
平蔵が襲われた翌日、平蔵宅の門番が刺客に斬られ命を落とす。刺客の大胆な犯行に、苦渋の表情を浮かべる平蔵。さらに数日後、平蔵らの動揺に乗じるように、牛込の薬種屋「長崎屋」に凶賊が押し入り、16名が惨殺される事件が起こる。自分たちのことにかまけて、見回りが手薄になっていたことを悔やむ平蔵は、上司の京極備前守(橋爪功)に、見回りの増員を頼み、犯人を捕まえることに執念を燃やす。密偵のおまさ(梶芽衣子)や五郎蔵(綿引勝彦)の働きで、牛久に行き場のない年寄りや貧しい人々が無料で泊まる「報謝宿」があり、それを元武家で医師の堀本伯道(田中泯)が営んでいることが分かる。伯道は「雲竜剣」の使い手で、盗賊でありながら、本気で人助けをしているとのこと。
その後、平蔵は謎の刺客・石動虎太郎をおびき寄せるため、あえて一人で市内を見回る。夜道で虎太郎と出会う平蔵。一触即発の状況下に、伯道が姿を現す。共に、「雲竜剣」の使い手である伯道と虎太郎は実の親子であった。若いころに、手合わせをしていた平蔵と伯道、そして父・伯道との間に深い葛藤があり、悪に手を染めることとなった虎太郎が一堂に会し、物語は衝撃的な結末を迎える。



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