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名セリフ&名場面で振り返る平成ドラマ30年史1998年

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名セリフ&名場面で振り返る平成ドラマ30年史1998年

令和初日を皆様はどの様にお過ごしでした?テレビのニュースでは令和の初日の出を見に行ったり、御朱印帳を貰うのに明治神宮では最大10時間待ちとかそれぞれの過ごし方があった様ですが、連休の方は平成のドラマの名セリフや名場面を振り返ってみては如何ですか?自宅で簡単に観れる時代になりましたので…平成の時代の振り返りと共にご覧になっては如何ですか?

愛しあってるかい!名セリフ&名場面で振り返る平成ドラマ30年史

ORICONNEWS 2018-12-11 07:00配信記事より引用

■ 作りたいドラマも作れないこんな世の中じゃ……




1998年はWindows98と初代iMacが発売されてパソコンブームが到来。映画では「タイタニック」が大ヒットし、女性が両腕を広げ男性がバックハグするポーズで写真を撮るカップルが続出した。影山貴彦氏は「個人的にも忘れられない年です。『ヤングタウン』(MBSラジオで夜ワイド枠で放送している人気番組)のチーフプロデューサーになって、同時に関西学院大学大学院にも通い始めた、人生で一番多忙な年でした」と懐かしそうに振り返る。この年、影山氏が胸を熱くしたのが長野オリンピック。「スキー・ジャンプ団体の原田選手の奮闘は忘れられませんね。1回目のジャンプで失敗し、2回目で大ジャンプを決めるんですが、その時のNHKの和田源二アナウンサーによる『高くて、高くて、高くて、行ったー!』『別の世界に飛んでいった原田!』という名実況に、ボロボロ泣きました」と感動を蘇らせる。そんな大感動から始まった1998年は、ドラマも熱かった!

■ 「GTO」「ショムニ」に見る熱血キャラドラマ

―1998年は「GTO」が視聴率第1位。最高視聴率が30%を超える大人気でした。

グレートティーチャー鬼塚ですね。名言も多かったですし、主演の反町隆史さんが歌う主題歌「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」も、とても印象的でした。主人公の鬼塚は元暴走族のリーダーで「女子高生とお友達になりたい」という、不純な理由で学校の教師になるのですが、結局誰よりも熱く生徒たちと向き合うストーリーでした。権威主義者で鬼塚と常にぶつかる教頭先生役の中尾彬さんも、とてもよかったですね。松嶋菜々子さんの演じる冬月先生が、鬼塚とケンカしながら素晴らしい理解者になっていくのも、まさに王道。大好きでした。脚本は遊川和彦さん。とてもしっかりとしたキャスティングとストーリー展開で、安心して観ることができました。

型破りな熱血教師という役柄は、時代の一定のサイクルで必ず求められる鉄板のキャラクターなんです。古くは夏木陽介さんの「青春とはなんだ」から、村野武範さんの「飛び出せ!青春」、中村雅俊さんの「われら青春」「ゆうひが丘の総理大臣」と、名作は多いです。お行儀をよくしましょう、という学校側の意向を無視して授業を放り出し、生きる喜びを教える熱い路線。武田鉄矢さんの「3年B組金八先生」ブームで、等身大で生徒と向き合うタイプが続いたので、「GTO」は「久々にこういう破天荒な教師像が求められているんだな。待ってました!」となりましたね。時代がどれだけ進もうとも少子化になろうとも、熱血教師が主人公のドラマは、また作られるでしょう。生きる楽しさを教え、子どもたちと向き合う作品は大人にも響きますから、必ずニーズがあります。ただ、カードの出し方が難しい。一言で「熱血教師モノ」といえども、笑いの入れ方やはじけ方、名言、社会問題の絡め方など、時代に沿ったスパイスを振りかけないと、単に寒いものになってしまいます。加えて常にニーズがあるといえども、放送する時期を読み間違えてはいけません。ドラマが当たるには、脚本・演出・キャスティング・タイミングの4つが必要ですが、4つめの「タイミング」がとても重要なんですよね。「GTO」は、それらが全て噛み合ったドラマだった。世間的に高校生が圧倒的な力を持つコギャル文化全盛の1998年、「若さ」自体に大きな価値があり、言い方を変えれば、大人社会に対して何も期待していなかった時かもしれません。だからこそ小難しい説教をするのではなく、生徒以上に子どもじみたところを見せつつ、本音で語る鬼塚の熱さが響いた。演じたのが反町隆史さんというのも良かったです。以前もお話ししたと思いますが、この人のカッコよさは、男性も憧れる硬派な感じがあって嫌味にならないんですよね。鬼塚のハチャメチャなキャラクターに説得力が出たのは、反町さんの精悍さがあってこそでしょう。

私は、同じく1998年に放送された「ショムニ」にも、「GTO」と似た爽快感を覚えました。大好きでしたね。主役の江角マキコさん演じる坪井千夏は、会社愛もなく冷めているように見える。さらには「女の価値は男の数で決まる」と豪語。ところが実際は庶務二課をまとめる姉御肌で、男性におもねることなく合点のいかない職場問題をガンガン解決していくわけです。鬼塚もそうでしたが、ナナメに構えていながら、ここぞというときにガツンと弱者を守ってくれる。大きな組織の矛盾点に対してぶつかっていく彼女たちの活躍に、毎回留飲を下げたものです。

■ ペーソスを感じる俳優、二宮和也・深津絵里

―1998年は「ショムニ」以外にも、女性が働くドラマもたくさんありますね。

女性監察医にスポットを当てた「きらきらひかる」は、もう一度見たいドラマですね。深津絵里さん演じる新人監察医天野ひかるを中心に、仲間たちが切磋琢磨して事件を解決していくのですが、緩急のつけ方が見事なんです。2018年、私が大好きだったドラマに石原さとみさんの「アンナチュラル」がありましたが、「きらきらひかる」と通じるものがありました。そしてもう一つ、常盤貴子さん主演の「タブロイド」も社会派のテイストで惹きつけられました。「きらきらひかる」も「タブロイド」も脚本は井上由美子さんです。井上さんは前年の「ギフト」も飯田譲治さんと連名で手掛けてらっしゃいましたし、この頃からどんどん素晴らしい作品を生み出しています。彼女の書くドラマはとにかく知的ですね。見ていて脳がピリピリとしびれるといいますか。鑑賞後にどっしりとした感動が残るんです。

―「きらきらひかる」は今でも評価が高いですね。私は当時見ていなくて悔しいです!

今からでも遅くはありませんよ! DVDが発売されていると思いますので、ぜひご覧ください。私も、ドラマはリアルタイムが一番…などと言いつつ、やはりどうしても見逃してしまうこともあります。1998年の資料を見て「しまった。なぜ見ていなかったのだろう」と悔しいのが、中村玉緒さん主演の「あきまへんで!」。これはリアルタイムで見たかったなぁ! 当時、中村玉緒さんの大ブームを作り上げた功労者は、明石家さんまさん。彼が司会を務めるバラエティー番組「さんまのSUPERからくりTV」「明石家多国籍軍」で玉緒さんを起用し、それがきっかけで彼女の持つ天然のかわいらしさがお茶の間に認知されていったんです。夫の勝新太郎さんが直々に、さんまさんにお礼を言ったというエピソードまであります。そのバラエティー人気により、59歳で名作を数々生み出したTBSの金曜ドラマ枠で主人公を演じることになるわけですから、どこで火がつくか、再ブレイクのきっかけが待っているかわからない世界です。



「あきまへんで!」は他のキャストも豪華。内田有紀さん、藤原紀香さん、そしてジャニーズJr.時代の二宮和也さんの名前までありますね! 2003年映画「青の炎」で蜷川幸雄さんを驚かせ、2006年クリントイーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」では世界的に絶賛されることになる二宮さん。私は、二宮さんはとても柔らかなペーソスを蓄えている俳優さんだと思います。笑った顔に漂う寂しさがあり、かといって悲壮感で凝り固まってもいない、絶妙のバランスがある人です。「あきまへんで!」はもしかしたら彼の初の連続ドラマだったかもしれませんね。見たかったなあ…。女性の俳優さんで言うと、先ほど紹介した「きらきらひかる」の深津絵里さんにもペーソスを感じます。日本人というのはポジティブとネガティブだったらネガティブ、オプティミズムよりもペシミズム、少し悲しさが漂うものに感動する国民性です。ただ、それが自然でない、わざと作られたあざといものだと一気に引きます。しかしこの2人には、計算されていない美しい暗さと絹糸のような繊細さが見えるんです。努力で身につくものではない、もう天賦の才能ですよね。

■ 困難に立ち向かう強い主人公を求めた時代

当時新しさを感じた存在が藤原紀香さん。「ハッピーマニア」では稲森いずみさんと、コンビで主役を演じていましたが、醸し出す雰囲気がものすごくタフなんです。守ってあげたい…というこれまでのヒロイン像と違う、溢れ出る野心を感じました。「神様、もう少しだけ」の深田恭子さんにも圧倒されましたね。深田さんは当時まだ16歳でしたが、すでに「手ごわさ」が漂っていました。テクニックで演じるタイプではないですが、そこにいるだけで強い、敵わないと思わせる存在感。男性としては、守ってあげたい要素がありつつ、守りきれない、気が付いたらこっちがペースに巻き込まれる感じですね。そんな彼女がヒロインだったからこそ、HIV感染という重いテーマがありながら、純愛ドラマとして成り立った気がします。

1998年のドラマを見返すと、大きな脅威に向かっていく主人公がとても多いです。絶対泣き寝入りしないで問題を解決してくれる、そんな強さを求める時代だったのではないでしょうか。権威に迎合せず「言いたいことも言えない、こんな世の中じゃダメだ」と声を出し、言いたいことをちゃんと言う。この先どう転ぶかわからなかった世紀末の時代、そんな風にシンプルに正義を貫き、熱く戦ってくれる存在に、視聴者は胸を熱くしたのだと思います。

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