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スナックブームがまた来ているらしいのですが、その割に近所にスナックの店が増えていない気がしますが、本当にブーム再燃しているのでしょうか?お節介オヤジの最寄り駅には1軒もスナックはないんですけど…これから増えるのでしょうか?

スナックブーム再燃の理由は、人々に必要なサード・プレイス足り得る場所だからだ

Wezzy2019.02.23配信記事より引用

近年、スナックブームが起きている。それも、ノスタルジーを求めた懐古趣味ではなさそうだ。

というのも、古くから続く昭和の香り漂うスナックだけでなく、新しいスタイルのスナックまで幅広く人気があるためだ。しかも、特に若い女性が足繁く通っているという。いったいどのようなブームなのか。

スナックとは何か?

スナックブームがまた来ているらしいけど言うわりに増えていないきがすますが…

ブームになる前は、まるで存在自体が忘れ去られていたかのように、スナックという言葉を耳にすることが少なくなっていた。もちろん、町を歩けばいたるところでスナックの看板は目にしていた。しかしそれは、時代に取り残された過去の残照のように、メランコリックな風情を漂わせていたものだった。

しかし近年、ブームとなるや、あちらこちらで「スナック」という言葉がカジュアルに使われ出した。バーでもクラブでも、居酒屋でもない。「スナック」がブームなのだ。

それでは、スナックとはどのような店を示すのか。まず、スナックとは、軽食や夜食のことを指す。そう、あのスナック(snack)だ。この軽食をアルコール飲料と共に提供するお店という意味で、「スナック」というお店のジャンルができた。

ただ、店内の情景としては、「ママさん」と呼ばれる女性がカウンター越しにお客さんにアルコール類を出しながら他愛もない会話をする接客風景が浮かび、バーやラウンジ、キャバクラとの違いは曖昧である。

実は、バーとの違いは微妙だ。どうやら決定的な違いはなく、強いて言えば、スナックにはカラオケがあること、スナックの料理はおまけ程度の簡素な品揃えであること程度のようだ。

ただ、届出上は深夜酒類提供飲食店営業となるため、風営法の規定により、風俗営業を兼ねることはできない。

これにより、女性が隣に座って接客することはできないため、ママはカウンター越しに接客する。ここはラウンジやキャバクラとの法的な違いとなる。

スナックの流行と衰退

スナックブームがまた来ているらしいけど言うわりに増えていないきがすますが… スナックの発祥は米国のスナックバーだといわれているが、どうやら本家ではアルコール以外も扱っているので、やはり日本のスナックは独特なもののようだ。

古いスナックにノスタルジーを感じるのは、その始まりが高度経済成長期という古き良き時代だったことにも関係しているのかもしれない。

この頃は女性の社会進出の一形態としてスナックがあり、「スナックは女性が経営するもの」というイメージが付いていた。そして、経済成長の波に乗り、より良い明日のためにがむしゃらに働いた人たちにとって、仕事帰りに立ち寄れる癒やしの空間だった。

ただ、誕生した当時のスナックには、まだカラオケはなかった。カラオケがスナックに付きものとなるのは、1970年代を待たねばならない。

カラオケが普及し始めた当初は、カラオケといえばスナックで、あくまで酒席の余興として楽しまれていたのだ。純粋に歌を楽しむことが中心に変わったのは、1980年代半ばにカラオケボックスが誕生してからになる。

さて、このように盛り上がっていたスナックだが、カラオケボックスの台頭や、キャバクラなど多様な形態の店が増えたこと、そして古くからの馴染みの客が高齢になったところに、1990年代のバブル崩壊などが重なり、全盛期を終えて衰退していくことになる。

スナックよ再び

ところが近年――具体的に何年頃からかわからないのだが――スナックブームが再燃し始めているという。

それを裏付けるように、スナックに関する本も出版されている。スナック関連の本が出始めたのは2003年頃だが、出版頻度が高くなるのは2014年頃だ。このあたりがスナックブームの始まりかもしれない。一例として、玉袋筋太郎氏は2014年に『スナックあるある この素晴らしき魑魅魍魎の世界』を、2017年に『スナックの歩き方』を相次いで出版した。出版業界もスナックブームの到来を感じ取り、スナック関連本の市場があるとの手応えを得たからこそといえよう。

なぜ、スナックなのか?

それでは、なぜスナックがブームになってきたのか。それを考察するために、スナックのステレオタイプなイメージを描いてみたい。

スナックで欠かせないのは「ママ」の存在だ。美人とは限らないが、話し上手というよりは聞き上手な女性だ。さまざまなお客さんのよもやま話を嫌な顔せずに親身になって聞く姿は、酸いも甘いもかみ分けた人生経験の豊富さを感じさせる女性だろう。

こんなママの前では、どんなお客さんも普段は言わないようにこらえていた話をついしてしまう。それが心地よい。また店のドアを開けると、カウンターやテーブルにはすでに顔なじみになった常連がいて、笑顔で迎えてくれる。

ここでは、家族や友人に話せなかった話を、ママや常連に聞いてもらえるのだ。それは、馴染みではあっても、お互いの素性を知らない者同士だからだ。店を出れば、接点のない見知らぬ者同士に戻ることができる淡い交わりだ。

そうだ。この場所は、「サード・プレイス」と呼ばれるところではないか。

サード・プレイスとは、自宅や職場とは別の“第3の場所だ”。ここは心地よい場所で、たとえばカフェや公園などかもしれない。スポーツが好きな人なら、テニスコートや球場ということもあるだろう。ちなみに、ファースト・プレイスは自宅、セカンド・プレイスは職場などが該当する。

米国の社会学者レイ・オルデンバーグは、サード・プレイスを「コミュニティーライフのアンカーであり、創造的な交流が生まれる場所」としている。最近流行のコワーキングスペースなども含まれるかもしれない。

同氏が挙げているサード・プレイスの特徴の一部をかいつまむと、自由に出入りでき全員がくつろげる中立地帯、会話が楽しく活気がある、中にいる人たちが協調的、新参者を快く受け入れる常連がいる、もう1つの家のような家族的な存在、などがある。

近年ではスターバックスがサード・プレイスを謳っていることが知られている。しかし、カフェには一人で過ごすには心地よさはあるが、サード・プレイスの特徴である横のつながりが不足していた。

そこで、再び、スナックが再び注目されるようになったのではないだろうか。

スナックの新しいスタイル

このスナックブームは、新しいスタイルのスナックも登場させている。特に次の2店は、クラウドファンディングを活用しているところが今どきのスナックといえる。

1店目は「ハイパースナックサザナミ」。DJ SAZANAMIとして活動してきた町田博雅氏が「新しくて懐かしい、フレッシュな新スペース作り」としてプロジェクトを立ち上げた。インターネット時代に希薄になった人と人とのつながりを、リアルな世界で実現するという。

2店目はスナック「キャンディ」。こちらはファンクラブの立ち上げにクラウドファンディングを活用した。仕掛け人は、キングコングの西野亮廣氏とSHOWROOM代表の前田裕二氏。

西野氏は言う。

「《ロボットが台頭する時代》において、人間に残された才能は『完璧さ』ではなく『愛される欠陥』」

つまり“しょーがねーなぁ(笑)”から生まれるコミュニケーションこそ、これから大切になってくるという。そのコミュニケーションの場として、同氏もスナックに注目したのだ。

ふと思い出したが、『gifbanner?sid=3384433&pid=885693513 - スナックブームがまた来ているらしいけど言うわりに増えていないきがすますが…深夜食堂』という人気ドラマがあった。マンガを原作にテレビドラマ化したもので、映画化もされた。

新宿の路地裏にあるカウンターだけの小さな食堂「めしや」が舞台だ。しかもこの食堂は、深夜0時から明け方までが営業時間という設定。しかし、毎夜常連客のたまり場となっており、新参者が来ても温かく迎え入れられる。

私も大好きなドラマで、映画版も鑑賞した。そうだ、このドラマが人気になった理由も、もしかしたらサード・プレイスを求めている現代の人々の共感を得たからかもしれない。

人には、家庭や職場でのしがらみから解放され、温かく受け入れてくれる顔なじみがいる場が必要なのだろう。

映画 深夜食堂

0 - スナックブームがまた来ているらしいけど言うわりに増えていないきがすますが…

都会の路地裏にひっそりとある小さな食堂。そこに集まる人々の悲喜こもごもの人生模様

  • グルメ漫画を原作とした人気ドラマの劇場版。主演はドラマ版と同じ小林薫が務め、新たに多部未華子らが参加。ナポリタンやとろどご飯などの素朴な料理が人々の心を癒やす!
  • 愛人を亡くしたばかりのたまこは、隣の席にいた年下男のはじめと意気投合。年齢差を超えて付き合うようになるが…。一方、めしやのマスターは店で無銭飲食をしたみちるを店で雇うことにし、めしやの常連客たちともなじむが、彼女はある事情を抱えていた…。

2019年8月5日 23:59まで配信© 東映

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