せんべろというと「1000円でべろべろに酔える」ような価格帯の酒場の俗称。そのせんべろをファミレスで本当に酔えるのか?コスパ最高の「サイゼリヤ」、「バーミヤン」。果たして本当に”せんべろ”が実践できるのでしょうか?
目次
話題の“ファミレス飲み”をガチレポート! 「サイゼリヤ」VS「バーミヤン」予算1000円コスパ対決!!
Wezzy2019.02.01配信記事より引用
ファミリーレストランは文字通り、家族連れをメインターゲットにしたカジュアルタイプのレストランであったが、今やそのスタイルも変わり始めている。
“ファミレス飲み”という言葉を耳にしたことはあるだろうか。近年、ちょい飲みの場として、居酒屋代わりにファミレスを活用する層が増えている。大手ファミレスチェーン各社にもその需要を狙う傾向が見られ、各チェーン店が個性的なサービスを打ち出しているのだ。
その一例として、和食ファミレス「和食さと」の「さとバル」を紹介しよう。「和食さと」では、ドリンクバーコーナーの一角に、ビール(キリン一番搾り)、焼酎(麦・芋)、ウィスキー、梅酒、カシスリキュール、ピーチ酒、ジンなどのアルコール類が用意してあり、120分飲み放題のサービス「さとバル」では、セルフ式のバースタイルが楽しめる。ドリンクバーのお茶やソフトドリンクなどで割ることもOK。お好みの量・割り方で、思う存分、お酒を飲めるというものだ。
【サイゼリヤ】/500mlワインとおつまみ3皿で合計921円
まずは、「サイゼリヤ」にやって来た。さっそく注文した品を紹介しよう。
・フレッシュワイン白 デカンタ(500ml)/369円
・ほうれん草のソテー/184円
・キャベツとアンチョビのソテー/184円
・ポテトのグリル/184円
≪合計921円(税抜)≫
まずはメインとなるお酒の説明をしようではないか。「サイゼリヤ」では、イタリア中部モリーゼ州の契約ワイナリーで作られたハウスワインを提供。グラスワインは1杯93円とリーズナブルで、250mlのデカンタは185円、500mlのデカンタでも369円とかなりのおトク感だ。今回はグラスワイン4、5杯分に相当するであろう500mlのデカンタを注文してみた。
ちなみにメニューを眺めていたところ、ハウスワインのボトル(マグナム)が大容量1500mlで1000円という超破格。一般的なワインボトルは750mlなので、通常のボトル2本分にも相当する量だ。今回は予算オーバーのため控えたが、たった1000円でワインをガブ飲みできることには驚きだ。
しかしひとつ残念だったのが、デカンタもグラスもプラスチック製だったこと。乾杯したときにガラス特有の小気味よい音は響かないし、どうにも安酒感が際立ってしまって、正直、気分がダダ下がりであったことは注記しておきたい。
続いて、つまみとして注文したフードメニューについて説明しよう。
今回注文した「ほうれん草のソテー」、「キャベツとアンチョビのソテー」、「ポテトのグリル」は、いずれも184円。このアンダー200円のシリーズは、ほかにも「柔らか青豆の温サラダ」、「白菜のミックスピクルス」、「真イカのパプリカソース」があり、いずれもお酒のつまみにピッタリのメニューだ。
グラスワイン4、5杯分のデカンタとフードメニュー3皿を注文して、アンダー1000円。気持ちよく酔える酒量と、そこそこの満腹感を得られるフードの品数で、大満足のちょい飲みとなった。
ちなみに「サイゼリヤ」といえば、看板メニューの「ミラノ風ドリア」をはじめ、「辛味チキン」「ポップコーンシュリンプ」「アーリオ・オーリオ」「シェフサラダ」「やわらかチキンのサラダ」「わかめサラダ」「クラムチャウダー」なども、たった277円で楽しめる。ガッツリ食事をしたいのであれば、277円のシリーズを2品注文するのも良いだろう。
【バーミヤン】/100円のお酒4種と餃子含む2皿で合計938円
続いて、「バーミヤン」にやって来た。こちらも、注文した品から紹介しよう。
・紹興酒ロック<グラス>/100円
・梅酒ロック<グラス>/100円
・白ワイン<グラス>/100円
・赤ワイン<グラス>/100円
・本格焼餃子[6コ]/239円
・おつまみバンバンジー/299円
≪合計938円(税抜)≫
特筆すべきは、100円以下で飲めるお酒の種類の多さだろう。「サイゼリヤ」で100円以下の酒は、グラスワインの赤・白のみであった。一方で、中華ファミレス「バーミヤン」は、グラスワインの赤・白のみならず、中国を代表するお酒のひとつである紹興酒や梅酒も100円で楽しめるのである。好みで選べることを考えると、100円以下で4種類のアルコールを選べるのは大きなアドバンテージだ。
続いて、フードメニューの説明に移ろう。
「バーミヤン」の看板メニューである「本格焼餃子[6コ]」は迷わずセレクト。程よいボリューム感と、噛むと肉汁が溢れ出す本格的な餃子が、1コ40円弱で食べられるのは、間違いなく高コスパといえよう。
しかし、期待はずれだったのが、もう一品の「おつまみバンバンジー」だ。メニュー表の写真ではおいしそうに見えたのだが、実際に届いた品は、盛り付けの具合か、素材の鮮度の問題か、見栄えが悪く、味もいまいち。これなら、「本格焼餃子[6コ]」を2皿注文したほうがよかったかもしれない……。
ただ、念のため注記しておくが、この「おつまみバンバンジー」とは「おつまみ小皿メニュー」というシリーズのひと品。このシリーズには他にも「おつまみ3種盛り」「ネギザーサイ」「枝豆」「揚げワンタン」「ネギ塩冷やしトマト」「サバ唐揚げ甘酢しょうゆ」「ポテト&からあげ」「肉味噌きゅうり」があって、どれも1品299円。メニューのバリエーションはかなり豊富だ。ついでにいうと、こちらの「おつまみ小皿メニュー」シリーズは2品セットで注文すると2品500円にディスカウントされる。ちょい飲みには、嬉しすぎる気配りではないか。
4種類のお酒を各1杯ずつたしなみ、大満足の「本格焼餃子[6コ]」を含むフードメニュー2品を頼んで、やっぱりアンダー1000円の「バーミヤン」。お酒の種類の豊富さと、焼餃子のおいしさの満足感はうなるほど高かった。
100円お酒のバリエーションの豊富さで……「バーミヤン」の勝利!
それでは最後に、「サイゼリヤ」と「バーミヤン」、どちらがちょい飲みファミレスとして優れているかをジャッジしよう。
あくまで筆者の独断ではあるが……「バーミヤン」に軍配を上げたい。
予算1000円でどれだけコスパよくちょい飲み(飲み・食い)できるかという観点で考えたとき、正直、甲乙つけがたいほど両者のコストパフォーマンスは高く、どちらも満足度は高かった。
しかし、繰り返すが決して「サイゼリヤ」が極端に劣っていたわけではない。100円以下で頼めるお酒がワイン赤・白のみだったことは惜しかったが、184円、277円といったリーズナブル価格のフードメニューは「バーミヤン」よりも充実していた。“飲む”より“食べる”ことを重視する場合は、「サイゼリヤ」に勝負が決しただろう。
いずれにせよ、「サイゼリヤ」も「バーミヤン」も、1000円ポッキリでかなり高クオリティの“ファミレス飲み”ができることは保証しよう。
(文=昌谷大介/A4studio)
しかし、「バーミヤン」の最大の決め手は、やはり4種類もの酒をたった100円で飲めたこと。もちろん、「本格焼餃子[6コ]」(239円)のおつまみとしての優秀さ(クオリティーの高さ)も加点対象だ。
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