お節介オヤジの呟き

インフルだけじゃない怖い感染症はノロウイルス

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
Reading Time: < 1 minute

インフルエンザの大流行って何だか毎年聞いている気がしませんか?実際、今年は日本全国にインフルエンザ大流行ってテレビを中心にメディアが取り上げていますが、この時期に美味しい食べ物を食べて感染してしまうのが”ノロ”ことノロウイルスです。インフルに加えてノロウイルスが繁殖してしまったら大雪より大変な事になりますね。

「ノロウイルス」なぜ冬に流行? 牡蠣やホタテの刺身には要注意

Wezzy2019.01.26配信記事より引用

ノロウイルスは嘔吐と下痢を主症状とする急性胃腸炎の原因になるウイルスだ。ノロウイルスに感染し、一日中トイレから出られない経験をした人も少なくないだろう。

このウイルスによる急性胃腸炎は年間を通してみられるが、特に10月から4月頃までの間に流行しやすい。夏は高温多湿で食べ物が腐りやすく、食中毒にも注意が向くが、ノロウイルス感染症はなぜ寒い時期に多いのだろうか?

ノロウイルスは冬季のほうが長く生存できる

インフルだけじゃない怖い感染症はノロウイルス

冬季は、夏季よりも糞便や嘔吐物へのノロウイルスの排泄量がおよそ1万倍にも急増する。しかも、ノロウイルスは冬の低温乾燥の環境に適応しやすいため、体内外で長く生存できるのだ。

国立感染症研究所のIASR(病原微生物検出情報2013年)によれば、ノロウイルスは食中毒の原因としては年平均で約40%に過ぎないが、冬の食中毒や腹痛の原因のおよそ80%を占める。

冬の感染性胃腸炎の集団発生や嘔吐下痢症もほとんどはノロウイルスが原因だ。かつては原因不明だった大食中毒事件や集団感染事件を調査したところ、ノロウイルスによる発症が冬に集中している事実も判明している。

1968年(昭和43年)、米国のオハイオ州ノーウォークの小学校で急性胃腸炎が集団発生した。患者の糞便から検出されたウイルスは発見地にちなみ、ノーウォークウイルスと呼ばれ、2002年、国際ウイルス分類委員会(ICTV)はノロウイルス属に分類した。ノロウイルスは食品中の検出が難しいため、食中毒の原因や感染経路の特定が困難という特徴がある。

ノロウイルスに感染すると、乳幼児から成人まで全年齢層で胃腸炎を引き起こし、特に小児は重症化しやすい。ノロウイルスの感染力は非常に強いため、病院、老人ホーム、保育所などで食中毒が集団発生することも多々ある。

ノロウイルスに感染する原因は何か。ノロウイルス感染症は、主に環境中のホコリ、糞便、嘔吐物などに存在する極少量のウイルスが口から入る“経口感染”によって発生する。家庭、老人ホーム、病院、保育所などのヒトの接触機会が多い場所で飛沫感染することが多い。

また、食品取扱者(食品製造の従事者、飲食店の調理従事者、家庭の調理者)を介して汚染した食品を食べて発症することもある。さらに、汚染した二枚貝(牡蠣やホタテ貝)を生食あるいは十分に加熱調理せずに食べたり、汚染した井戸水や簡易水道を利用したりしても発症する。このように複数の感染経路があることから、ノロウイルス感染症を制御するのは困難であるため、食中毒の集団発生につながるのだ。

ノロウイルスによる食中毒患者は年間8,496人

インフルだけじゃない怖い感染症はノロウイルス

厚生労働省の「平成29年の食中毒発生状況」によると、ノロウイルスによる食中毒は、全食中毒数1,014件のうち214件(21.1%)、全患者数16,464名のうち8,496名(51,6%)を占める。

ノロウイルスによる急性胃腸炎に伴う主症状は嘔気・嘔吐、下痢、腹痛だ。ウイルスが体内に入って半日から2日の潜伏期間を経て、嘔吐や水様性下痢が始まり、2日ほどで回復に向かう。感染性胃腸炎の代表的原因ウイルスのロタウイルスと比べると、吐き気の症状が強いが、下痢症状は数日で治まることが多い。

ただ、症状が改善しても、2~3週間は糞便にウイルスが排泄されるので、感染拡大を予防するために排泄物の処理には注意が必要だ。小児や高齢者は脱水症状のほか、痙攣、腸重積、脳症などの合併症を伴う場合もあるため、注意したい。

ノロウイルスの急性胃腸炎の診断は、臨床経過や身体診察が中心だ。糞便を用いた検査方法に遺伝子診断法(リアルタイムPCR法、LAMP法など)や、15分程度で結果が判明するイムノクロマトグラフ法がある。脱水が進行すると腎機能障害、電解質異常、アシドーシスを伴うため、血液検査や尿検査が行われ、痙攣や脳症が疑われる場合は脳MRIなどの画像検査、脳波、髄液検査などの検査が必須だ。

現在、ノロウイルスに有効な抗ウイルス剤はなく、治療は対症療法しかない。特に体力の弱い乳幼児や高齢者は脱水症状や体力消耗を防ぐために、水分と栄養の補給を充分に行う必要があり、脱水症状がひどい場合は病院で輸液を受けなければならない。また、下痢止め薬は回復を遅らせる恐れがあるため、服用は勧められない。

その他、乳糖不耐症と呼ばれる症状が出現することもある。乳糖不耐症になると、母乳やミルクを消化できなくなり、下痢を生じる。ノロウイルス胃腸炎に伴う一過性の反応なので、一時的に母乳・ミルクを中止したり、消化しやすい粉ミルクの使用、内服薬を併用したりすれば改善する。また、環境中のウイルスを完全に排除するためには、次亜塩素酸ナトリウムの使用が必要になる。

ノロウイルス食中毒の予防方法とは

インフルだけじゃない怖い感染症はノロウイルス

ノロウイルス食中毒の予防方法は以下のとおりだ。

・食事の前やトイレの後は必ず手を洗い、常に爪を短く切り、石けんを十分泡立ながら手指を洗浄する(指輪は外す)
・下痢や嘔吐の症状がある人は食品を取り扱ったり調理作業をせず、調理器具は使用後に85度以上の熱湯で洗浄する
・胃腸炎患者に接する人は、患者の糞便や嘔吐物を衛生的に処理するなどの注意が大切

ウイルスは熱に弱く、加熱処理はウイルスの活性を失わせるので、特に抵抗力の弱い幼児や高齢者はしっかり加熱した食事を摂るように心がけたい。

国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が設立した、食品の国際基準を作る国際機関コーデックス委員会が2012年に定めた「食品中のウイルスの制御のための食品衛生一般原則の適用に関するガイドラインによると、ノロウイルスの感染の恐れがある二枚貝(牡蠣やホタテ貝)は中心部が85℃~90℃で90秒以上の加熱が重要としている。この季節、アツアツの鍋料理に牡蠣やホタテ貝は欠かせない。生食だけは避けるのが賢明だろう。

保育園、学校、高齢者の施設などで感染が疑われた場合は、最寄りの保健所やかかりつけの医師に相談してほしい。


でもノロウイルスは本当に怖いです。お節介オヤジが社会人デビューして二年目の忘年会だか新年会で生カキを食べた人数の8割は下痢と嘔吐で大騒ぎになりました。皆様もお気をつけください。

関連記事:アニサキス報道について鮮魚店が解説

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
最短4分で広告を掲載できる『忍者AdMax』




スポンサー

コメントを残す

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください