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こんな事許されるの?年6万円の通信料割引を適用

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大手キャリアにMNPの予約番号を取得する際の引き留めにとても長い説明があるのは知っていましたが、1回線年6万円の通信料割引なんて反則でしょ。携帯会社を変更するのは使っているキャリアの料金が高いなどを筆頭にサービスに不満があるから変更するはずなので料金だけに不満を感じている方ならそれはソフトバンクにとどまるかも知れませんが契約内容によって適用されない不公平も酷いですね。こんな事許されるのでしょうか?

ソフトバンク、解約申し出る契約者に年6万円の通信料割引を適用か…契約者間で不公平

BUSINESSJOURNAL2019.01.08配信記事より引用

2018年12月6日、ソフトバンクの携帯電話において大規模な通信障害が発生した。午後1時39分から午後6時過ぎまで、4時間以上にわたり起こったこの障害は、日中だったこともあり多くのユーザーが不便を強いられた。3キャリアすべての回線を保持している私も、メイン使いの回線はソフトバンクであったため、出先でLINEや電話を使えず、不便な思いをした。

通信障害の原因はエリクソン社製交換機に不具合が起こったためと報道されており、他国の通信事業者でも同様の通信障害が発生している。この件に関しては、ソフトバンクの過失割合は大きくないように思えるが、ユーザー側からすれば「高い料金を払っているスマホが、突然使えなくなった」という理不尽な目に遭ったことにはかわりはない。同19日に上場を控えたソフトバンクにとって、この通信障害は大きな痛手であったといえるだろう。

19日の記者会見では、6日の通信障害を契機に1~2万件のユーザーがソフトバンクを解約したという報告があった。通信障害によってビジネス上の不利益を被ったり、ストレスを感じた人がソフトバンクを離れようとするのは、当然の動きといえ、ソフトバンクとの契約を解約したユーザーのほとんどが、MNPによって現在の番号を保持したまま他社へ乗り換えたと推察される。

こんな事許されるの?年6万円の通信料割引を適用

写真はイメージです

MNPによるユーザー獲得は、他社との契約を解約させ自社の契約数を増やすことができるため、各キャリアはMNPによる新規契約者に対して大幅な優遇をして端末を販売することも珍しくない。MNPの利用者は、解約するキャリアから10桁のMNP用予約番号を発行してもらう必要があるが、そのためにはカスタマーセンターに電話をかけてオペレーターと会話するか、ネット上で手続きをするか、ショップへ出向くことになる。そのため、電話対応のオペレーターやショップ店員は、解約金や端末料金の残債、メールアドレスの消滅といったデメリットを説明し、乗り換えを思いとどまらせようとする。

それでも解約の意思が揺らがないユーザーに対して発行されるのが、ネット上で「コジポ」と呼ばれる引き止め施策だ。要は「MNP転出を思いとどまってくれたら、機種変更に使えるポイントをあげます」という内容で、ソフトバンクの場合は8000~3万ほどのポイントであることが多い(利用可能な機種は限定)。ポイント数は機種によって変動し、旧機種のiPhone8やXであれば8000ポイント、廉価モデルのXRであれば1万ポイント、XSであれば2万ポイントといったかたちだ。

割引額が請求額を上回る?

このソフトバンクのMNPによる契約者転出の引き止め策について、12月の通信障害を受け変化があった。

私が12月22日にソフトバンクのカスタマーセンターへ電話をかけ、手持ちの4回線すべてについて「通信障害があったので他社へ乗り換えたい」という旨をオペレーターへ伝えると、なんと「全回線に5000円×12カ月の通信料割引をつけるので再考をお願いしたい」という返答があった。なんと1回線あたり年6万円、4回線で計24万円にも上る。

さらに、現在適用されている月2480円の 「月々割」と、月1000円の「おうち割」についても併用が可能だという。そのため、1回線当たり毎月8480円もの割引が適用されることになった。通話料にさえ注意すれば、割引額が請求額を上回り、月2円(割引額が請求額を上回ってもマイナスにはならず、ユニバーサルサービス料の2円はかかる)で運用できてしまう。
私の場合、契約中の回線のうち2本は2年半の契約期間、残り2本は1年の契約期間となっており、ある程度の長期契約者に対する優遇策である可能性も考えられた。しかし、今年9月にソフトバンクへMNP転入したばかりの家族からも、同様の割引がついたという報告があった。また、SNSを検索しても、この割引が適用されたユーザーの報告を多数確認できる。

解約を申し入れしないと、割引が適用されない

こんな事許されるの?年6万円の通信料割引を適用

写真はイメージです

だが、ソフトバンクのこの対応を「ユーザー還元策」として評価すべきかどうかについては疑問が残る。電気通信事業者協会の報告によれば、昨年9月時点のソフトバンク契約者は約4000万件。このなかには従来型携帯電話(ガラケー)や「みまもりケータイ」「フォトビジョン」などの契約も含まれているため、すべがスマートフォンの契約ではない。もし全契約の約半数の2000万件に5000円の割引を適用すれば、単純計算で割引総額は1000億円になる。そのため、全ユーザーにこの割引が適用できるわけではない。

また、SNSで検索をした限りでは、この対応が始まったのは12月22日から。同月6日から21日までの間にMNPで転出をしたユーザーや、MNPで他社へ転出する意向をソフトバンクに伝えずに使い続けているユーザーには、当然ながらこの割引は適用されていないことになり、ユーザー間で不公平が生じていることになる。

“値引き”の実態

こんな事許されるの?年6万円の通信料割引を適用

写真はイメージです

ソフトバンクでは、新規加入時の審査で、過去に料金滞納などを起こしていないにもかかわらず、「総合的判断により、ご契約できません」と契約を拒否されることがある。実際に私は2016年頃からソフトバンクに複数回にわたりMNPによる転入を試みたが、契約を拒否された。しかし、なぜか毎年3月だけはiPhone 7やiPhone Xといった、当時のトップモデルを端末代金0円で契約することができた。

現在はネット上のソフトバンク代理店「おとくケータイ.net」などで、MNPによる新規契約の場合、iPhone XRに対して7 ~8万円程度の端末値引きが適用されるケースも確認できる。この値引きは代理店の施策ではあるものの、ソフトバンク側から付与されるインセンティブを当てにした値引きであり、同社が契約獲得のためにかなりの値引きをしていることがうかがえる。

消費者からしてみれば、3月にMNPを利用して他キャリアに契約を切り替え、端末を買うというのがもっとも賢い判断といえよう。しかし、幾度となく繰り返されてきた行き当たりばったりの値引きでユーザーを獲得する売り方は、いまだに変わっていないようだ。
(文=山野祐介)



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