お節介オヤジの呟き

何故?保険に入ってしまうのか?と言われても…

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何故?保険に入ってしまうのか?と言われても…
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何故?保険に入ってしまうのか?と言われても…先々月、お節介オヤジの父親が緊急搬送され約1週間の入院しました。父親は後期高齢者保険なので入院費用などは1割負担です。ただ、お節介オヤジが入院したとすると3割負担です。入院となれば仕事はできません。となると何かに頼りたい、転ばぬ先の杖で保険に入りました。皆さんも保険について考えてみては?

なぜあなたは保険に入ってしまうのか 「高まる病気のリスクに保険で備えましょう」の間違い

Wezzy2018.11.09配信記事より引用

何故?保険に入ってしまうのか?と言われても…

民間の保険会社の宣伝文句によく、「高まる病気のリスクに保険で備えましょう」というフレーズが出てきます。多くの人はこのフレーズを何の疑いもなく、ごく当たり前のこと思い、そして医療保険に入ります。でもよく考えるとこのフレーズは極めて大きな矛盾だということがわかります。なぜなら、そもそも“高まるリスク”に保険は向いていないからです。

保険の本質は、①めったに起こらないこと、②でも、もし起こったら、とても自分の蓄えではまかなえないこと、③そしてそれがいつ起こるかわからないことの3つに備えるのがその役割です。

たとえば自動車保険を考えてみましょう。運転していて死亡事故を引き起こすなどということはめったに起きることではありません。でも、もしそうなったら何億円もの賠償金が発生しますから、それを自分では到底払えません。だから運転する人は保険に入らなければいけないのです。

最も大切なキーワードは「めったに起こらないこと」です。めったに起きないからこそ、安い保険料で対人無制限の保障が受けられるのです。これが車両保険だとどうでしょう。車庫入れする時にこすってしまうことはよく起きることです。起きる頻度が高いから、車両保険の保険料は対人賠償に比べて高くなるのです。

リスクが高くなる=保険料が高くなる

だとすれば、“高まるリスクに保険で備える”というのは大いなる矛盾です。なぜならリスクが高まるとは“保険料が高くなる”ことと同義語だからです。

極端に言えば、仮に100歳以上の人ばかりが契約者となって組成する生命保険があったとすれば、保険金よりも保険料のほうが高くなってしまうかもしれません。年齢的に死亡リスクが高い人たちばかりなのですから、保険料が高くなるのも当然だからです。でもこれは「病気のリスクが高まってきたから医療保険に入りましょう」というのと本質的には何ら変わりはありません。つまり“高まるリスク”に保険は向いていないのです。

そもそも民間の医療保険に入っていなければ、無保険なのかといえば、決してそうではありません。日本は国民皆保険制度ですから、病気にかかったり入院したりしても、公的な医療保険で保障されます。さらに「高額療養費制度」があるので、仮に入院して月に100万円医療費がかかったとしても、実際の負担額はわずか9万円程度で済むのです。

保険と貯金は何が違う?

何故?保険に入ってしまうのか?と言われても…

だとすれば別に医療保険など入らず、その分を貯金しておいて、もし入院するようなことになればその貯金を下ろせばいいだけのことです。また、民間企業の保険は、リスクが高まると保険料も上がるのに対して、公的医療保険は、逆に高齢者になると負担が減ります。これは、制度自体が営利を目的としておらず、社会保障制度の一環として一定割合の税金も投入し、社会全体で制度を支えていこうとしているからです。まずは、こうした公的な制度を使うのを優先すべきでしょう。

齢をとると病気のリスクが高まるのは事実です。問題は、それに対して民間保険会社の医療保険で備えるのが正しいのか、貯蓄で備えるのが正しいのか、ということです。基本は公的医療保険制度に頼りながら、そこでカバーできない部分を自分の貯蓄で賄うのが一番正しいやり方でしょう。

では、一体どうして多くの人がいとも簡単に民間医療保険に入ってしまうのでしょうか。それは「リスクに対しては保険をかけるもの」という連想から「高まるリスクに保険で備えましょう」という宣伝文句を何の抵抗もなく受け入れてしまからです。このような現象を心理学用語では「ヒューリスティック」と言います。本来であればじっくりと論理的に考えなければならない事柄を、今までの経験や勘で直感的に判断してしまう現象です。

「メンタル・アカウンティング」という心理的錯覚

そしてもう1つの理由が「メンタル・アカウンティング」という現象です。これは、同じお金であるにもかかわらず、自分の心の中で勝手に仕分けされてしまっている現象を言います。先に述べたように、医療に関する出費はまず公的医療保険で賄われるべきです。その上で足りない部分や公的保険ではカバーできない「差額ベッド料」、「通院のタクシー代」などを自分の貯金から引き出して使えばいいわけです。ところが、人は自分のお金を使うことに抵抗があります。一方、保険ならば保険会社が支払ってくれるものだと考えるのです。

貯金は「おろす」と表現しますが、保険の場合は「おりる」と言います。この言い方も実に巧みなフレーズです。なにしろ保険が“おりる”わけですから、どこからかお金が降ってくる、あるいは誰かが支払ってくれるという感覚に陥ってしまいます。でもこれは実際に保険会社が自腹を切って払ってくれているのではなく、自分が払った保険料のうち、保険会社の社員の給料などの経費を差し引いた中から支払われているにすぎません。だとすれば、自分のお金を貯金しておき、必要な時に必要なだけそこからお金を出す方がずっと合理的です。

保険は金融商品です。したがって、情緒的に考えるのではなく、確率とコストが自分の出すお金に見合うかどうかをしっかり判断することが大切と言えるでしょう。


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