お節介オヤジの呟き

さや姉の克己心2山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

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結成当初からキャプテンとしてNMB48を牽引してきた山本彩の卒業コンサートの開催。そのコンサートを生配信される事は昨日も紹介させて頂いたのですが、”山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望”というタイトルで経済雑誌”東洋経済オンライン”で紹介されている。東洋経済オンラインは経済関連だけでなく面白い切り口で様々なニュースを提供してくれますがアイドルからアーティストを目指すタレントさんを取り上げるのは珍しいのでは?

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

東洋経済オンライン2018/10/17 5:00:池田 鉄平より引用

未踏の地ニューヨークで出会った新しい自分

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

10月2日、幕張メッセイベントホールで開催されたNMB48の8周年LIVEで新曲「僕だって泣いちゃうよ」を披露した。中央が山本彩(写真:(C)NMB48)

「音楽の勉強も兼ねて行ってきたんです。アジア圏以外にも行ったことがなくて」アイドルからの卒業を決断した今年5月、NMB48の山本彩が短いオフを利用して向かった先はアメリカ・ニューヨークだった。

「実際に行って基本的にギターや歌のレッスンを受けたりしました。

ブロードウェイのミュージカルやボン・ジョヴィさんのライブなど、本場のものに触れて『これは日本ではできない経験だな』と感じて、視野が少し広まった気がしました。これといって自分は何もしていないけど『ちょっと自信ついた!』って感覚がありました(笑)」

感性のアンテナを張り巡らせ、真っ白な状態で好奇心のまま自分の知らない世界に身を委ねる。感動的な出会いや気づきは、山本彩を前進させる力を与えた時間になった。

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

今回が連載第2回です。1回目はこちら(撮影:尾形文繁)

ずっとずっと目指してきた一歩

それは、“無限の可能性”の言葉から始まったソロデビューの時も同じだ。2016年10月、ファースト・アルバム『Rainbow』でシンガーソングライターデビュー。幼い頃からの夢を叶え、NMB48に加入した当初から掲げていた目標を達成した瞬間でもあった。

初のソロアルバムリリースについて、「ずっとずっと目指してきたシンガーソングライターへの一歩。今、制作真っ最中ですがまだ夢みたい。皆さんに伝えられる事が、本当に嬉しい」と自身のTwitterで喜びも語った。

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

ソロ活動への思いを語った山本彩(撮影:尾形文繁)

悲願のソロデビューだったが、制作期間中に気づいたことがある。NMB48でのキャプテンとしてのポジション、求められる役割に徹し、プロデュースされる事に慣れてしまった代償として、本音の自分を見失っていたことだ。

「キャプテンというポジションもあり、自分よりもグループやほかのメンバーのことを考える時間がすごく長かった。それが一気に自分のことだけを考える時間が増えて、思っている以上に自分のことを知らなかった。人から言われることで、『あっ、自分ってそうだったのか』と気づかされました」

試行錯誤を乗り越えて山本彩は、1stアルバムに収められている「レインボーローズ」という楽曲を生みだした。後世に残したい自身の楽曲を挙げるなら? という筆者の質問にも迷わず選んだ1曲だった。

「20歳の生誕祭の時にファンの皆さんからレインボーローズの花束をいただいて、その花言葉が“無限の可能性”という意味を教えて頂いて。諦めずに頑張ってと背中を押され、すごく勇気をもらいました。サビの歌詞も自分の人生のテーマみたいな感じで。忘れずに、ずっと残していきたいなと思います」

~明日世界が終わっても後悔しない、そう思える生き方をしたいと思った。いつだって僕は思い出す。昨日の自分にサヨナラ。胸の奥に「無限の可能性」~
『レインボーローズ』より 

山本彩のアルバムに彩りを与えた楽曲提供

1stアルバムでは、スガシカオ、GLAYのTAKUROなどが楽曲提供した。スガシカオが自身のSNSで「さや姉の音楽を一途に愛する心は、本物だよ」とツイート、TAKUROは、「BAD DAYS」の作詞・作曲を担当した際に使用したギター(レスポール)をプレゼントした。

2ndアルバム『identity』では、阿部真央、いきものがかりの水野良樹、戦後を代表する作詞家の阿久悠が楽曲提供。「愛せよ」という楽曲に2007年に亡くなった阿久悠氏の未発表歌詞を使用した。

両アルバムとも椎名林檎、平井堅、スピッツ、GLAY、いきものがかりなど多数のアーティストをプロデュースした日本を代表する音楽プロデューサー亀田誠治が担当している。

そして、山本彩自身も1stアルバム『Rainbow』13曲中6曲、2ndアルバム『identity』13曲中7曲を作詞作曲した。

亀田誠治は、プロデューサーの視点から山本彩の魅力をテレビの番組内でこう評した。

「圧倒的な音楽的反射神経の持ち主。この音に対して私は、どう歌うのかということを本能的に理解している素晴らしいアーティスト」(『AKB48 SHOW!』NHK制作2016年11月5日放送)

最高の制作陣に支えられ、オリコンによれば1stアルバム『Rainbow』は、オリコン週間アルバムランキングで初登場3位を記録、2ndアルバム『identity』は初登場2位を記録した。

ソロライブも順調にキャリアを重ね、1stアルバムでは、ZEPP LIVE HOUSEツアー、2ndアルバムでは、ホールツアーを敢行。

NHKホールで行われたライブでは満員のフロアを終始熱狂させる渾身のライブを繰り広げ、MCで更なる飛躍を誓った。

「もっともっと頑張って曲を作って、皆さんをいろいろなところに連れ出して行きたいと思います。一つ一つ目標を立て、夢を持ったりしながら、皆さんと一緒に追いかけていけたらいいなと思いますので、これからも期待してください」

NMB48のメンバーとして、デビューをしてから8年間でのターニングポイントと話すソロ活動。

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

山本 彩(やまもと さやか)/1993年7月14日生まれ。大阪府出身。アイドルグループ・NMB48の1期生で、TeamNのキャプテンを務める。ニックネームは”さやか”。劇場公演、TV番組、ラジオ、雑誌など多方面で活躍。2018年7月30日にグループからの卒業を発表。将来の夢は歌い続けること(撮影:尾形文繁)

シンガーソングライターとしての飛躍の裏で、人知れず葛藤も抱えていたという。それは、グループでもソロでも活躍する二刀流が可能な人間だからこそぶつかる壁なのかもかしれない。

「葛藤は、めちゃくちゃありましたね。ソロでやっていることで、『どっちも中途半端に思われたりはするのかな』って」

それでも山本彩がいない状況で、グループ内には自分の役割を見つけながら「グループでどうやって生きていこう」と気がつくメンバーも増えたり、ソロライブを通じて、メンバーに助けられていた事も実感したという。

ソロで得た経験を、グループにどう還元できるかを模索していた日々でもあった。

山本彩が素になれたニューヨーク

グループを卒業することを強く意識した理由として“AKB総選挙”を2年連続で辞退したことが挙げられている。

選挙を辞退した事で生まれた時間を使って初めてニューヨークに向かった。このまま井の中の蛙ではいけないと、刺激を求めて。

セントラルパークで何も構えずに、その場のノリでギターを片手に弾き語りを披露した。現地の人が立ち止まって山本彩の歌に耳を傾けた。

『イマジン』の記念碑で(ビートルズを)歌ってる人をマネしたりと日本ではなかなか出来ない経験もした。アイドルでもアーティストでもない素の時間を過ごしたことで見つけた方向性もあった。

「海外にいると余裕が持てるというか。決して日本が嫌とか、そういうことではなくて。海外で気を張らずに素の感覚でいられる状態の自分を、日本でもっと出せたらいいなってすごい思います。

日本と海外を行き来しながら、向こうのことも知って、それをまた持って帰って日本の邦楽の良さを知った上で曲づくりをしていきたい」

ニューヨークで見つけた新たな自信を引っ提げて、音楽活動での最大の挑戦と位置付けたMETROCK2018(メトロック)に出演した。

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

メトロックに出演した山本彩(写真:(C)Metrock 2018 Photo by 日吉”JP”純平)

春フェスの代名詞ともいえるメトロックが大阪(5月19、20日)、東京(5月26、27日)で今年も開催された。4日間で延べ約8万6000人のオーディエンスが集まり、日本最高峰の音楽に酔いしれた。

出演アーティストにはback number、エレファントカシマシ、サカナクション、UVER world、ゲスの極み乙女。、MAN WITH A MISSIONなど、計44組の豪華なラインナップが集結しそこに山本彩も肩を並べた。

「ずっとフェスに出るのを目標として音楽をやっていた」と語り、念願の初フェスにて1曲目に披露した「喝采」が、“#メトロック2018の神曲決めようぜ”のハッシュタグで投稿された楽曲の中から、最も多くの票が集まった楽曲に選ばれた。

「アウェーの初フェスだったのでもっとこてんぱんにされるかなって思ったんですけど。自分自身が、その気持ちを払拭してステージに立ったというのもあります。

実際、今まで立っていたステージとは全然違うステージで、景色の違いに、すごい奮い立たされた感じがしました。『ああ、この感覚久しぶり』みたいなワクワクした感情に変わりました」

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

メトロックで自身の楽曲を披露した山本彩(写真:(C)Metrock 2018 Photo by 本田裕二)

1990年代に、多数の人気グループが誕生し、解散や卒業を経てメンバーがソロでの音楽活動にシフトして歌い続けているアーティストを思い浮かべてみてもほとんどいない。

安室奈美恵、三浦大知といった本格派シンガーを除くと、苦戦を強いられている状況だ。

山本彩が志すシンガーソングライターも時代がデジタルへと移行した影響で、セールスが多いヒット曲が生まれにくい状況であることは事実だ。

スマホの普及でヒット曲が生まれにくくなった現代
1990年代、2000年代初頭は、ドラマ主題歌、テレビCMなどから、数多くのヒット曲がうまれた。

現在は、スマホの普及によって、情報が溢れて大衆の興味が細分化、それぞれのファンコミュニティが形成されている。その結果、音楽ビジネスが単なる「聴取」から「体験」へと大きく変化している。

山本彩にも、シンガーソングライター活動での課題をたずねると、「応援してくれているファン以外の一般層に対しての認知は、まだひと握りだと思う」と率直に語った。

しかし今年8月、山本彩の歌が世間を賑わせた出来事があった。

日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」で、番組初のトライアスロンでゴールを果たしたANZEN漫才のみやぞんが苦しい練習中にいつも励まされた曲として山本彩が歌う「ひといきつきながら」を挙げていた。

その後、同局の「行列のできる法律相談所」でのサプライズで「ひといきつきながら」を弾き語りで、山本彩が披露し大きな話題を呼んだ。

番組の視聴率は、21.0%を記録し、オンエア後にリアルタイム検索のトレンド入りを果たす。音楽ダウンロードサイトの「レコチョク」で、シングルデイリーランキング1位、LINE MUSICでランキング1位、iTunesで3位と急上昇した。

「あの日のようなことを絶えずやっていくことが1番理想というか自分にとっていいことなんだろうと思う。

簡単にはいかないことだけど、アイドルを経験して、これからアーティストになっても、ジャンルにとらわれずに、いろんな画法を描きながら自分を知ってもらえるようになりたいですね。そんな幅の広いアーティストになっていきたいと思います」

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

8年間キャプテンとしてNMB48を率いてきた山本彩はグループからの卒業を発表している(写真:(C)NMB48)

この先、AI(人工知能)が発達し、多くの仕事がロボットに置き換えられる時代になったとして、音楽はどんな立ち位置になるだろうか。

筆者はどんなに時代が変化しても音楽の力は、時代を超えて色褪せないものだと信じている。曲を聴きながら背中を押されたり、時に思い出や悲しみに憂いたりと、誰の心にも寄り添い、支え続けることが出来るのが音楽の力と思う。

山本彩のNMB48卒業コンサートは10月27日に大阪・万博記念公園東の広場で開催される。初の野外会場での開催となり、グループ史上最大規模のスペシャルなライブが予定されている。

その日、山本彩にとって生涯忘れる事のない空を見上げるだろう。

それは、何年経っても思いだしたくなるような、会場を包む優しさが空を彩り、希望に向かって旅立つ、未来へと繋がっていく空だ。

翼を広げ、自身の将来の目標も、異国の空に思いを馳せながら。

(文中敬称略、第3部 生涯現役宣言に込めた思いに続く)


NMB48を先に卒業した渡辺美優紀さんは所属した吉本興業との契約の縛りで2年間芸能活動ができなかったらしいのですが、どうやら山本彩さんはこの縛りは関係なく活動ができるのでは?との事。東洋経済が連載で山本彩さんを追いかけている事もあるし、活動できないなんて事にならないとイイですね。

山本彩の卒業コンサートの生配信みたい方はこちら

山本彩が挑むアーティストへの飽くなき渇望

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