Appleの「TV」アプリに動画サブスクリプションが来年やってくる?
日本導入が待ち遠しい…!
さまざま動画コンテンツをまとめて視聴できる、Apple純正の「TV」アプリ。興味深いことに、そのアプリ内で動画のサブスクリプション(定額配信)サービスが来年にもスタートすると海外で報じられているのです。
現在の動画配信サービスではコンテンツホルダーやケーブルテレビ局が独自にアプリを配布し、視聴者は個別に契約する必要があります。これは面倒くさい、ということでBloombergの報道によれば、AppleはTVアプリにてまとめてコンテンツを契約し定額配信しようとしているのです。
現在、動画サブスクリプションサービスとしてはNetflixやHulu、Amazonプライム・ビデオなどが人気となっています。一方でAppleによる動画サブスクリプションサービスは長らく噂されていたものの、コンテンツホルダーとの交渉の難しさからなかなか日の目を見ませんでした。もし実現すれば、ユーザーだけでなくAppleとしても待望のサービスとなりそうです。
なおこのTVアプリ、残念ながら日本では未配信となっています。もし2019年にTVアプリで動画サブスクリプションサービスが開始されたとしても、日本で利用できるかどうかは不明。この国ごとに配信コンテンツが異なるという状況も、将来的になんとかしてほしいものです。
アップル、Apple TVにサブスクリプション機能を追加か。チャンネル集約で個別契約不要に?
TechCrunch Japan 2018年5月10日配信記事より引用
アップルが、Apple TVおよびiOS用のApple TVアプリにビデオサブスクリプションを提供するかもしれません。もしこれが実現すれば、Apple TV単体、もしくはiPhoneやiPadのApple TVアプリ(日本では未提供)のなかでHBOやShowtimeなどの月額ビデオサービスに加入し、それらを視聴できるようになります。
現在でもApple TVやApple TVアプリではHBOなどのサービスを見つけることができるものの、その視聴契約は個別に行う必要があります。
このしくみはアマゾンが提供するCannnelsサービスによく似ています。Amazon Channelsでは、ユーザーはHBOやStarz、Showtimeといったコンテンツを選んで視聴でき、それぞれの月額料金は割引価格でプライム会員費に上乗せされます。
Bloombergは、新しいApple TVアプリにおいて、Amazon Channelsと同様にそれぞれのサブスクリプションサービスをアプリ内から契約し視聴可能になると、アップルの内部に詳しい人物からの情報として伝えました。つまり、ユーザーとしてはいちいちサービスごとに視聴契約をする手間がなくなり、チャンネル感覚で各サービスを視聴できるようになるということです。
アップルはiTunesによる映画販売/レンタルにおいては最大の売り手となっているものの、世の流れがすでに月額の動画ストリーミングサービスに向かっている事は否めません。「趣味」と称してApple TVを発売し、テレビ画面への進出を目指していくつかの方法を試してきてはいるものの、名前どおりの「テレビ」としての役割はまだまだNetflixやHulu、Amazon プライム・ビデオの後塵を拝している状態です。むしろこれらサービスのアプリを提供して、その契約窓口に成り下がっていると言えなくもありません。
アップルは例によってこの件にコメントしていません。
関連記事:ソニーBRAVIAの新リモコンが結構凄い。HuluやAbemaTVボタン搭載の狙い
にほんブログ村
最短4分で広告を掲載できる『忍者AdMax』