お子様・シニア層をメインターゲットにしていたTONEモバイルから新しいサービスとして、iPhone向けのSIMの販売が始まる様です。これは「青少年ネット環境整備法」改正による部分に対応する事にも意識しているのではないでしょうか?これはお節介オヤジの勝手な考えですけどね。
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「青少年ネット環境整備法」改正で何が変わる? SIMフリースマホもフィルタリング
- ケータイ Watch>業界動向>政策2017年6月23日 20:35配信記事より引用
2017年の通常国会が終盤を迎えた6月16日、議員からの提案により「青少年インターネット環境整備法」の改正が可決された。改正のポイントは主に3つ。2018年6月までに施行されると見られている。スマートフォンを中心とするモバイル業界にも大きな影響があると思われるため、改正のポイントについて見ていくことにしよう。
利用率が上がらないフィルタリングサービス
「青少年インターネット環境整備法」(青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律)は、もともと2008年に成立したもので、18歳未満の青少年であればフィルタリングサービスの適用が義務付けられたものだった。
ところがそのフィルタリングサービスの利用率は、なかなか拡がっていない。むしろ減少しているという状況だ。それもスマートフォンのほうが利用率は低い。一方、コミュニティサイト(出会い系サイト除く)をきっかけに犯罪被害にあった児童の数は増加傾向にある。つまりスマートフォンの広がりにあわせるかのように、フィルタリングの利用が減り、犯罪に遭う子供が増えている、と見なせる状況だ。
ところがそのフィルタリングサービスの利用率は、なかなか拡がっていない。むしろ減少しているという状況だ。それもスマートフォンのほうが利用率は低い。一方、コミュニティサイト(出会い系サイト除く)をきっかけに犯罪被害にあった児童の数は増加傾向にある。つまりスマートフォンの広がりにあわせるかのように、フィルタリングの利用が減り、犯罪に遭う子供が増えている、と見なせる状況だ。フィルタリングサービスが伸び悩む要因はいくつかある。店頭での説明が面倒に思われてしまうこと、あるいは設定の方法が煩雑になっていることなどだ。たとえば子供が使いたいサービスがフィルタリング対象であっても、設定次第でホワイトリスト(アクセスできる対象)に加える機能があるのに、その操作手順がわからず、それであればフィルタリングそのものを解除するという保護者もいる。また、スマートフォンが高校生に広く普及したものの、利用したいアプリがフィルタリング対象になってしまうことがあった。つまり利用実態とフィルタリングがミスマッチしていたわけだ。
主な改正ポイントは3つ
主な改正ポイントは3つ。
- 「利用者が18歳未満かどうか確認することが義務付けられた」
- 「フィルタリングサービスを保護者か青少年に説明することが義務付けられた」
- 「フィルタリングサービスを利用しやすいような環境を、端末メーカーに義務付けつつ、OS側にも努力義務を課した」
1つ目と2つ目は、店頭での取り組みで、これまでもやってきたことだが、あらためて「義務なのできっちりやりましょう」という形になる。
3つ目は「フィルタリング有効化措置、容易化措置」とも言われる。たとえばAndroidは、まったく素の状態だとフィルタリングサービスに関する機能はない。アプリなどをインストールするとしても、わかりやすい導線もない。ただし大手キャリアで扱われる機種は、ネットワーク側でフィルタリングサービスを用意したり、関連アプリがプリセットされているし、MVNOでもフィルタリングサービスをオプション、あるいは無料サービスとして提供していることでカバーされていると言える。こうした面で、Androidスマートフォンメーカーは、今後、対応する必要が出てくるだろう。
一方、iOSは、ペアレンタルコントロールとして、利用できるアプリを制限することはできる。ただ、たとえばWebブラウザでフィルタリングを適用するには、「Safariをオフにしつつ、子供向けブラウザをインストールする」という手順が必要だ。これはある程度のITリテラシーがあればすぐできることだが、決してわかりやすい仕組みとも言えない。法改正を受け、iOSを提供するアップルには、何らかの改善が求められるだろう。
MVNOでの対応、どうなる?
ここで気になるのは、MVNOのSIMロックフリー端末を販売する場面だ。既にMVNO事業者のなかには、フィルタリングサービスを提供しているところは少なくないが、一般的にMVNOのユーザーは回線と端末をバラバラに購入する可能性があるため、「使用者の確認義務や有効化がどこまで効果的にできるかが課題」(IIJのMVNO事業部の佐々木太志氏)ということになる。
JCOM、中古iPhoneで格安携帯プラン 大手より3割安く
子どもにも安心してiPhoneを使わせられる TONE SIM(for iPhone)、格安SIMのトーンモバイルが発表
engodget 配信記事より引用
iPhoneの中古市場に照準を合わせたサービス
TOME SIM(for iPhone)は、機種変更などにより使われていないiPhoneやiPhoneの中古端末市場が活性化していることを受け、格安SIMをiPhoneに挿入して使用することをターゲットとしたサービスとのこと。
これまでは、親が子どもにiPhoneを使わせたくてもAndroidスマホに比べてコスト面のハードルが高い状況でした。しかしそのiPhoneも毎年新モデルが発売されるとともに中古市場の流通量が増え、比較的安価で中古が入手できるようになってきています。
トーンモバイルのグループ会社には、中古買取・販売で好調な「イオシス」が名を連ねており、中古のiPhoneで同社のSIMを使用できることがシナジー効果を発揮すると同社は語りました。
TOME SIM(for iPhone)の利用料金は500~600kbpsの通信量無制限とTONEファミリーがセットになって月額1500円。
家族見守りサービス「TONEファミリー」とは
TOME SIM(for iPhone)の主な特徴
主に子どもに持たせたスマートフォンに制限をかけたり、現在位置を親が持っている端末に通知する機能を搭載したサービスが「TONEファミリー」です。これまで、同社のAndroidスマホ「m17」で提供されていたサービスですが、独自のシステム群を導入したことで、iPhoneにも提供が可能となりました。「TONEコントロールエンジン」と名付けられたシステムは、iPhoneに専用アプリをインストールすることで、使用できるアプリやアクセスするWEBサイトの管理が可能になります。
年齢ごとに使用可能なアプリを設定することも可能で、ポケモンGOを9歳以上、InstagramやFacebookを12歳以上と設定すれば、仮に使用する子どもが8歳の場合なら、どれも使えなくなります。また9歳になればこのうちポケモンGOだけが使えるようになるといった具合です。TONEファミリーは、TONE SIMアプリをインストールした子供のiPhoneと親のスマホをひも付けることで、親のスマホから制限を掛けることができます。また、子供がTONE SIMアプリを削除すると通信ができなくなるので、子ども自身が制限を解除することを抑制しています。
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