医療機関でサルモネラ菌が検出されて死亡した方もいるなんて困ったものですね。今年の天候不順で秋カビも多く発生するらしいとニュースでも言ってました。サルモネラ菌による食中毒の症状・治療法・感染源などを確認しておきましょう。
目次
14人からサルモネラ菌検出、1人死亡
今月に入り、山形県鶴岡市の2つの医療機関で計14人の患者からサルモネラ菌が検出され、このうち80代の女性1人が死亡していたことが24日までに明らかになった。
山形県の発表によると、今月6日から18日にかけ、鶴岡市内の2つの医療機関を受診した計14人の患者からサルモネラ菌が検出された。
患者はいずれも鶴岡市在住で、40代から80代までの男性3人と、幼児と小学生、高校生を含む90代までの女性11人。このうち80代の女性1人が今月16日に死亡した。
現時点で、患者に共通する食材や飲食店などは特定されておらず、山形県では、食中毒と感染症の両面から引き続き原因を調べている。サルモネラ菌は、鶏肉や卵などを食べて感染するケースが多く、下痢や発熱などの症状がみられる。
サルモネラ菌による食中毒の症状・治療法・感染源
ヘルスケア大学 更新日:2016/12/09 公開日:2015/04/13 より引用
夏に多いサルモネラ菌による食中毒。サルモネラ菌とはどのような特徴があるのか、また感染した場合の症状や治療法について解説します。
肉や卵、ペットからも感染するサルモネラ菌
サルモネラ菌は食中毒の代表的な原因菌で、これにより食中毒になる人も多いことから、名前を知っている方も多いのではないでしょうか。輸入食品や海外旅行者数の増加にともないサルモネラ菌の種類も増えており、現在では2000種類以上にものぼるといわれています。低温や乾燥に強い性質があり、1g中にサルモネラ菌が1万個以上増殖している食品を食べると感染します。ただし、子どもや高齢者は微量であっても感染する可能性があるので、特に注意が必要です。
感染源として多いのは、卵です。殻だけでなく卵の中にもサルモネラ菌が確認されることもあり、卵焼きやオムレツ、手作りのケーキやマヨネーズによっても食中毒が引き起こされることがあります。他にも、鶏肉、豚肉、牛肉といった食肉や、サルモネラ菌に汚染された調理器具から感染します。
また、ペットとして身近にいる動物(犬、猫、ネズミ、は虫類など)にもサルモネラ菌は存在し、これらの糞尿から感染するケースもあります。
サルモネラ菌による食中毒の症状
サルモネラ菌は、およそ半日から2日間の潜伏期間を経て、おへそ周辺の激しい腹痛や、嘔吐、発熱、下痢などの食中毒症状を引き起こします。熱は38度から40度近くまで上がり、下痢は水のような便で、血や膿が混ざることもあります。
通常は、このような状態が3日ないし4日続いたあと、次第に症状が和らいでいきますが、中には1週間程度ひどい状態が続く場合もあります。また、子どもや高齢者は細菌性髄膜炎などの原因となる菌血症を引き起こして重症化することもありますので、注意しましょう。
サルモネラ菌食中毒の治療と予防法
サルモネラ菌に感染したら、抗生物質や整腸剤を使って治療します。ただし、抗生物質はサルモネラ菌の死滅を遅らせる原因になることもあるため、あまり長い期間投与することはありません。食中毒の症状が強い場合には点滴による治療も行われ、場合によっては入院が必要になることもあります。
サルモネラ菌は、熱や消毒剤への抵抗性が弱いという性質があります。これを生かして、感染を予防する対策をとりましょう。
食品からの感染予防
・卵や食肉はよく加熱する。
・卵は生で食べないようにし、保存は冷蔵庫で行う。
・まな板、包丁、ふきんなどの調理器具は、熱湯や消毒剤で殺菌する。
・生肉に触れたときは、手洗いをしっかり行う。
・調理後はなるべく早く食べる。
接触からの感染予防
・調理前やトイレの後は、しっかり手洗いと手指の消毒を行う。
・ペットなどの動物に触ったあとや糞尿処理をしたときは、手洗いをしっかり行う。
サルモネラ菌には、消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどが有効です。市販されている消毒液で効果は十分に得られるので、ぜひ意識してください。
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