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孤独のグルメ作画、漫画家の谷口ジローさん死去
読売新聞 2/11(土) 23:45配信記事より引用
「孤独のグルメ」の作画で知られ、フランスなどでも高い評価を受けた漫画家の谷口ジロー(たにぐち・じろー、本名・谷口治郎=たにぐち・じろう)さんが11日、死去した。69歳。
鳥取県出身。京都の会社員生活を経て上京し、1970年代初めに「嗄れた部屋」でデビュー。動物や大自然を描いた作品、ハードボイルド、SFなど幅広いジャンルで名作を生み出した。代表作に「『坊っちゃん』の時代」(原作・関川夏央)、「神々の山嶺」(同・夢枕獏)など。94年以降断続的に連載された「孤独のグルメ」(同・久住昌之)は、飲食店を一人で食べ歩く内容が人気を集め、2012年からドラマ化された。
フランスの芸術性の高い漫画に影響を受け、「遥かな町へ」をはじめ、海外でもファンが多かった。ヨーロッパ各国で多くの賞を受賞、仏芸術文化勲章シュバリエも受章した。
谷口ジローさん死去 『孤独のグルメ』の作者「フランスでは神のように讃えられていた」
HUFFPOST2017年02月11日 23時14分 JST | 更新 2017年02月12日 19時07分 JST配信記事より引用
「『坊っちゃん』の時代」「犬を飼う」「孤独のグルメ」などの作品で知られる漫画家・谷口ジロー(本名・谷口治郎 たにぐち・じろう)さんが2月11日、死去した。69歳だった。毎日新聞などが伝えた。
谷口さんは鳥取市出身。京都の洋品卸会社に勤めた後、漫画家を志して19歳で上京。漫画家のアシスタントを経て、24歳だった1971年に「嗄れた部屋」でデビューした。
92年には「犬を飼う」で小学館漫画賞を受賞。98年に作家の関川夏央さんとコンビを組んで手がけた「『坊ちゃん』の時代」で手塚治虫文化賞マンガ大賞に。谷口さんの代表作となった。
94年から連載された久住昌之さん原作の「孤独のグルメ」では、雑貨輸入商を営む井之頭五郎が一人で黙々と食事を満喫する姿を描いた。松重豊さん主演でテレビドラマにもなった。
谷口さんの作品は、ヨーロッパを中心に海外でも高く評価された。2002年『遥かな町へ』でアングレーム国際漫画祭で最優秀脚本賞などを受賞。2010年には「ルッカ・コミック&ゲームス2010」で「マエストロ・デル・フメット(Maestro del fumetto、漫画の巨匠)」に輝いた。
2011年にはこれまでの功績が認められ、フランスの芸術文化勲章「シュバリエ」を受章した。谷口さんの死去はフランスの現地紙「フィガロ」も報じた。
訃報を受け、漫画家のいしかわじゅんさんをはじめ漫画家仲間などから、哀悼や悲しみの声がTwitterなどに続々と投稿されている。
谷口ジローは『事件家家業』『青の戦士』からスーパースターでした。矢作俊彦『マンハッタン・オプ』の挿画も大好きだった。『「坊っちゃん」の時代』から絵に明るさが入りますます。先日のアングレームではフランスの読者・マンガ家・編集者がみんな神のように氏のことを讃えていました。
— とり・みき/TORI MIKI (@videobird) 2017年2月11日
しかし、何度か酒席をご一緒しましたが御本人はまったく尊大なところがない、ごく普通の、しかし素敵なおじさんでした。一緒に皆で温泉に行きましょう、という話をしていたのですが、もうかなわなくなった。残念です。たくさんの作品をありがとうございます。— とり・みき/TORI MIKI (@videobird) 2017年2月11日
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