Reading Time: 2 minutes

中村梅雀さんと言うといかにも人が良さそうな顔をされていますよね。実際に演じる役も人情派という感じの役が多いですよね。しかし、『雨の首ふり坂』では笑顔なし、「江戸のアウトロー」を演じています。HOMINIS「雨の首ふり坂」中村梅雀がこれまでの「笑顔」のイメージを封印)で語った内容とは少し違ったインタビューになっていますので紹介させて頂きますね。

池波正太郎『雨の首ふり坂』が初映像化!主演俳優が語る「江戸のアウトロー」の美学

WEB歴史街道 2018年07月18日配信記事より引用

中村梅雀(俳優)インタビュー

中村梅雀(俳優)
1955年、東京都生まれ。65年に「勧進帳」で初舞台を踏む。80年、2代目中村梅雀を襲名。出演作には、「八代将軍吉宗」(NHK)を含む大河ドラマ11作品のほか、連続テレビ小説「つばさ」、BS時代劇「伝七捕物帳」シリーズ(NHK)などがある。池波正太郎作品では、「鬼平犯科帳」「剣客商売スペシャル 道場破り」(フジテレビ系)、「鬼平外伝 夜兎の角右衛門」「闇の狩人(前・後篇)」(時代劇専門チャンネル制作)に出演。「信濃のコロンボ」(テレビ東京)、「赤かぶ検事」「釣り刑事」(TBS)などの人気テレビシリーズでは、主演を務めている。「うさぎドロップ」「坂道のアポロン」等、映画にも数多く出演。

池波正太郎の戯曲『雨の首ふり坂』が、時代劇専門チャンネル開局20周年記念作品として初映像化される。時代劇専門チャンネルと日本映画専門チャンネルで、7月21日夜7:30から同時放送、さらに、時代劇専門チャンネルでは翌22日昼1:00から再放送もされる。舞台は、江戸時代。池波作品にはめずらしい股旅ものだ。主人公は、一人の年老いた渡世人・白須賀の源七。主演の中村梅雀さんに、「江戸時代のアウトロー」の美学がつまった、本作の魅力をうかがった。

中村梅雀が語る本作の魅力

──主人公の“白須賀の源七”は、若いころから裏社会を歩み、殺しを請け負ってきた渡世人です。一度は堅気の世界に身を置くものの、運命から逃れられず、命を狙われるようになります。

「実は、時代劇でアウトローを演じるのは初めてなんです。ですから、いつもの演技とは違うアプローチが必要でした。源七は長年、血をかぶって生きている。そういった雰囲気を出せるように、表情筋をあまり動かさず笑顔も一切封印して、抑揚のない話し方を心がけたんです。

源七が着ている合羽には、監督のこだわりが反映されていて、血と埃にまみれて何か嫌なものが宿っているような、使い古した感じを出しています。私の提案で、汚れを追加したり……。その分、重くなって動きにくかったですが。しかも作中は題名の通り、雨が降っているシーンが多いので、合羽は水を吸ってさらに重くなる。これがまるで、源七が背負っている怨念の重さを表わしているような気がしました。そんなこともあって、いつもは現場でスタッフと談笑して場を和ませたりすることもあるのですが、今回はあまり口をきかないように気を付けていましたね。

『雨の首ふり坂』主演俳優中村梅雀が語る「江戸のアウトロー」の美学

それと、役柄的に痩せた方がいいだろうと考えていたのですが、撮影前に少し体調を崩して体重が減ったので、ちょうど良かったです(笑)。また、体が万全でなかったおかげで、源七のどうしようもない暗さを醸し出せたのも、怪我の功名でした。ただ、あまりにも源七とシンクロしすぎて、撮影期間中は、夜、寝ているときにずっと歯ぎしりをしていたそうです。やはり、ストレスをだいぶ溜めこんでいたのかもしれません」

──全編を通して、源七のセリフが少ないことも印象的でした。

「最近の映画やドラマは、わかりやすさを求めるあまり、何もかもセリフで説明しすぎている気がします。

説明せず、想像させるのが時代劇の本来の味。今回のドラマは、原点回帰として、余計な説明はしない演出になっています。源七だけでなく全体的にセリフは最小限に、間合いや、ほんの少しの動きで表現することに努めました。そうしていると、一挙手一投足に緊張感が生まれてきて、非常にやりがいを感じることができました」

──原点回帰ということですが、まったく古さを感じませんでした。

「この作品では、空間をもたせる映像や、照明の当て方なども工夫されています。フランスのギャング映画のような、ひと味違う時代劇を目指したわけです。

また、セリフも少なかったですが、殺陣における動きも抑えているんです。余計な動きは入れず、重心がぶれないよう徹底し、ピタッと止まってズバッと斬ることで、本当に斬っているように見せる。殺陣師の方曰く、『今回は手数を少なくします』ということでした。寸前まで避けずに、ギリギリのところでいかに相手を斬るか、ということを意識しましたね」

──源七の生き方については、演じてみて、どう思いましたか?

「ふと悪に染まりたくなったり、悪の美学に憧れることは、誰しも通る道なんですよ。源七たちのような渡世人は、そのままダークサイドに突っ込んでいって、戻れなくなった人たちだと思います。

裏社会でしか生きていけず、平穏な生活を捨ててきた源七。ところが、老年に差しかかり、偶然連れ合った若い渡世人・彦太郎が、ふと息子のように思えてしまい、彼を守ろうとするのです。

源七が彦太郎のことを思って、『おめえは渡世人にむいてねえ』と指摘するシーンがあります。これは、裏社会で生きてきた源七の複雑な心中が、よく表現されているセリフだと思います。特に、自分としても、うまく演じることができたシーンでした。

源七は、殺しの稼業に手を染めるのは金を稼ぐため、と割り切っている。イメージとしては職人に近いかもしれません。

それでも、人殺しという重い業ゆえに平穏な生活を捨てたことへの後悔と、己の美学とのはざまで揺れることもあります。そういった姿が、人間としてとても魅力的でした」

──源七のかつての相棒・半蔵役を、今年急逝された大杉漣さんが演じていらっしゃいます。

「大杉さんとは時代劇初共演で、とても喜んでいらっしゃいました。昨年末に作品の試写会でお会いした時はお元気だったので、突然の訃報を聞いて驚きました。本当に残念でなりません。撮影現場では二人とも、年を重ねたバディ役ということを無言で感じ合っていました。そんな2人だからこそできる壮絶なクライマックスを、ぜひ見ていただきたいです」

──今回は、池波作品の戯曲『雨の首ふり坂』を初めて映像化したものです。

「その戯曲の元になった短篇小説『雨の杖つき坂』は、客観的な視点から淡々と描かれていますが、ドラマは、より情が深く、細かい設定を加えた作りとなっています。

ぜひ、何度も隅々まで見てほしい。登場人物それぞれに感情移入できますし、見るたびに新しい発見がある、奥深い作品に仕上がっていると思います」

池波正太郎時代劇スペシャル『雨の首ふり坂』

『雨の首ふり坂』主演俳優中村梅雀が語る「江戸のアウトロー」の美学

キャスト

中村梅雀、三浦貴大、中尾明慶、泉谷しげる、大杉漣ほか

あらすじ

舞台は江戸時代。裏社会の渡世人・白須賀の源七(馬場徹)は、藪塚の半蔵(金井勇太)と組み、前坂一家の親分殺しを請け負った。目的は達成するものの負傷した源七は、髪結いのおふみ(芦名星)に助けられる。おふみの家に留まっていた源七だが、前坂一家の刺客が迫っていることを知り、自分の子を宿したおふみを残して姿を消す。
それから25年後、年老いてなお殺しの稼業を続けながら諸国を渡り歩いていた源七(中村梅雀)は、信州追分で若い渡世人・白井の彦太郎(中尾明慶)と出会う。竹原一家の親分(矢島健一)殺しを二人で請け負うが、もう少しのところで源七の体の具合が悪くなり仕損じてしまった。
竹原一家の追手を振り切った源七と彦太郎は、小諸宿でうどん屋を営む茂兵衛(泉谷しげる)に匿われる。この日を境に、二人は堅気の世界に身を置くこととなった。
亡くなった茂兵衛が遺したうどん屋と孫娘を守りながら、彦太郎と共に、穏やかな日々を過ごす源七。しかし、幸せは長く続かなかった。竹原親分の命を受けた刺客、若いが腕の立つ橋場の万次郎(三浦貴大)と、かつての相棒・半蔵(大杉漣)が現われたのだ。
運命のしがらみに絡め取られ、源七が再び、長脇差を手に立ち上がる──。

『雨の首ふり坂』は時代劇専門チャンネル開局20周年記念作品として初映像化される。時代劇専門チャンネルと日本映画専門チャンネルで、7月21日夜7:30から同時放送、さらに、時代劇専門チャンネルでは翌22日昼1:00から再放送もされる。時代劇専門チャンネルと日本映画専門チャンネルを視聴するには製作にも関わっているJ:COM、ケーブルテレビ、gifbanner?sid=3384433&pid=885297394 - 『雨の首ふり坂』主演俳優中村梅雀が語る「江戸のアウトロー」の美学スカパー!で視聴できます。時代劇専門チャンネルの視聴方法のひとつとして、gifbanner?sid=3384433&pid=885297394 - 『雨の首ふり坂』主演俳優中村梅雀が語る「江戸のアウトロー」の美学スカパー!の単チャンネル視聴料(700円)+スカパー!基本料でみる事ができますよ。ケーブルテレビよりは安価で見る事ができそうですね。

 

関連記事:スカパー、8K衛星中継の伝送実験に成功。「2SI分割」で現行4K機材を活用

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
最短4分で広告を掲載できる『忍者AdMax』




google_ad_client = "ca-pub-9608738345170826"; google_ad_slot = "6876733194"; google_ad_width = 300; google_ad_height = 250;

スポンサー

スポンサー