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新4K8K衛星放送スタートに向けて着々と進んでいるみたいですね。今回、NHK/スカパー/QVCが番組内容や対応状況を公開されました。かなり詳しく書かれている記事なので4K放送に興味がある方は参考にしてみて下さい。

 

 

新4K8K衛星放送スタートに向け準備着々。NHK/スカパー/QVCが番組内容や対応状況を公開

PHILEWEB  2018年05月17日配信記事より引用

http%3A%2F%2Fwww.phileweb.com%2Fnews%2Fogp%2Fd av%2F440%2F44055 - 新4K8K衛星放送スタートに向け準備着々。

NHKの4K制作対応スタジオ

一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、今年12月からの新4K8K衛星放送スタートに向け、スカパー!、NHK、QVCそれぞれの4Kへの取り組みを紹介するメディアツアーを開催。各社の担当者や幹部が4K対応の背景や現況、今後の展望を披露した。

■新4K8K衛星放送とは? どうすれば見られる?

新4K8K衛星放送では、BSで10個の4Kチャンネルと1個の8Kチャンネル(NHK)、110度CSでは8個の4Kチャンネル(スカパー!によるスカチャン1~8)が12月1日に開局予定。

BSでは現在の2K放送と同様に右旋波を使うチャンネル6局と、新たに左旋波を使うチャンネル5局(うち1チャンネルはNHKの8Kチャンネル)があり、この左旋波での5局を視聴するには新たに左旋波受信に対応したアンテナを設置する必要などがある。左旋波のチャンネルではWOWOWや、今回のツアーで設備を公開したQVCなどが放送を行う。

右旋波を使っての4K放送はBS日テレなど民放キー局系のチャンネルで、こちらは既存のアンテナで受信可能。また、右旋/左旋どちらのチャンネル視聴でも、アンテナとは別に対応チューナーも必要だ(開局する4Kチャンネルの詳細)。

この右旋波の4Kチャンネルのうちのひとつとして、NHKは「BS 4K」と銘打ったチャンネルを展開。最大5.1chのサラウンド音声での4K番組も放送を行う。「まだ詳細は未定だが、『月曜日は自然番、水曜日はドラマ』などのように、曜日ごとに同ジャンルの番組をまとめて放送する」(担当者)という。本日のツアーでは、地上波での人気番組「ダーウィンが来た!」の4K版などを体験することができた。

現在市販されている4Kテレビには新4K8K衛星放送チューナー内蔵モデルはまだ存在しない。そのため、ソニー、パナソニック、東芝、シャープやピクセラなど各社が開発・発売を表明している外付けの4K放送用チューナーを別途購入して4Kテレビに接続することになる(※東芝はチューナー内蔵テレビも発売予定)。また、8K放送については現状で対応機器を発表している主なメーカーはシャープのみ(関連ニュース)。

スカパー!が110度CSで行う4K放送は左旋波を使用するため、視聴には上記BSのケースと同様に左旋波対応アンテナが必要。放送が開始されるまでに、左旋波でのBS/110度CS 4K放送受信対応アンテナや分波器などがメーカー各社から登場するものと思われる。

なお、このスカパー!による新たな4Kチャンネルは、現在同社が124/128度CSの「スカパー!プレミアムサービス」で展開している「スカパー! 4K総合/4K映画/4K体験」とは別物。110度CSで展開する8チャンネルの具体的な放送内容などは6月以降に公表する予定だという。

■8K放送は宝塚やルーブル美術館収蔵品などオンエア

8K放送を行うのはNHKのみで、チャンネル名は「BS 8K」。NHKのフラグシップチャンネルと位置づけ、8K映像に加えて22.2ch音声での番組も数多く放送する予定だという。「まだ22.2ch対応の民生機は存在しないが、NHKとしても技研がメーカー各社と協力して様々な取り組みを行っているので、将来的に各社から登場することを強く期待している。22.2chのバーチャルサラウンド機能を搭載したサウンドバーという可能性もあるかもしれない」(NHKスタッフ)とした。

NHKは本日、この8Kチャンネルで宝塚歌劇団5組全部の新作を、新たに8K収録して放送することを発表。12月から来年8月にかけて、雪組・月組・宙組・星組・花組の公演を順次8K放送する。番組担当者は「我々は『あなただけの特等席』というキャッチコピーで8Kをアピールしているが、まさにそれを感じてもらえる番組だ」とアピールした。

また、ルーブル美術館と国際共同制作した「8Kルーブル美術館 ~美の殿堂の600年~」(仮)も放送。「モナ・リザ」を始めとするルーブル美術館収蔵作品数十点を8Kで撮影し、60分番組4本として制作・放送する。こちらは2019年の完成を目指しているという。

加えて、8Kスーパーハイビジョン試験放送で現在放送中の「8Kタイムラプス紀行」も新作を制作しBS 8Kチャンネルで順次放送予定。こちらは全国各地の名所をタイムラプス撮影した5分のミニ番組で、8Kの3,300万画素を超える5,000万画素の一眼レフカメラを使い、「名所の美しさや風景の広がりを奥行き感のある8K映像にした」という。今年度は20本ほどの新作を制作予定だとしている。

そのほか、放送日は未定だがメキシコ・ユカタン半島にある水中鍾乳洞の内部を8K撮影した「神秘の水中鍾乳洞 セノーテ」(仮)も放送。同番組は22.2ch対応音声スタジオで制作を進めているという。

なお、NHKでは「インタラクティブ8Kビューワー」など放送以外での8Kコンテンツ活用も模索。NASAの協力の下、アポロ計画で撮影された写真を8Kスキャンし、ユーザーが自由に拡大縮小して閲覧できる「アポロが撮影した月面」などを、今後の様々なイベントで展示していく。

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インタラクティブ8Kビューワーで拡大すると宇宙服の中で顔がこちらを向いていることも確認できた

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8Kコンテンツの活用例として「N-Map」も紹介。地図を拡大すると全国各地の河川が現れ、それぞれの河川の状況を確認することなどができる

■QVCはテレビ通販を24時間365日“ピュア4K”で生放送

テレビショピングのQVCは、「4K QVC」をチャンネル名称として4K放送を展開予定。現在の2K放送で行っているものと同様に、4Kでも24時間365日すべて生放送を行う。QVCジャパン、およびその傘下で4K QVCの放送業務を担うQVCサテライト両方の代表取締役社長である内田康幸氏は「24時間365日、“ピュア4K”で放送を行う」とコメントした。

内田氏は、4K HDR化によって商品の質感や細部が伝わりやすくなることが同社にとってのメリットだと説明。「(放送の段階で商品をしっかり確認できるため)手元に届いてから『なんだか思っていたものと違うな』という返品が少なくなるのではないか」とした。

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4H HDR(左)なら商品の質感なども確認しやすいことがメリットだと説明

 同社では幕張の本社社屋に2つのスタジオを構えて番組をすべて自主制作。1つのスタジオに8台のカメラを設置し、そのカメラを副調整室から一人のスタッフが遠隔操作するというユニークな手法を採るなどしている。
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放送中のスタジオの様子。複数のカメラを副調整室からスタッフがひとりで遠隔操作することで制作コストや人的負担を抑えて24時間生放送を可能にしている

 現在は12月の新4K衛星放送開始に向けて、こうしたカメラを始めとする各種機材の4K化を進めている段階。副調整室や編集ルームなども含めて撮影・放送関係機材はすべて4K対応させ、新4K衛星放送開始後の現行の2K放送には4K制作した番組をダウンコンバートして放送するという。

なお、QVCは本国アメリカを始め世界7ヶ国で現在サービスを展開中だが、4K HDR対応は日本が初めて。日本で蓄積したノウハウをもとに海外にも4Kを広げていくのも中長期的な目的のひとつだとした。

一方で内田氏は「4K放送になったから商品をご購入いただけるようになると単純には考えていない。あくまでも主役は商品だ」とコメント。「4K HDRの優位性を活かし、商品をリアルに映すことで、新しい次元のショッピング体験をお客様に提供していきたい。ショッピング体験の質を向上させたいというのが我々の想いだ」と語った。

本日のツアーでは3社がそれぞれ4K制作設備などを披露。スカパー!では新たに110度CS左旋用送信アンテナ2基(1基は予備)を屋上に建設中であるほか、マスターコントロールルームを始めとする各設備も新たに構築中であるという。

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スカパー!が建設中のアンテナ

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新たなマスターコントロールルームも構築中

記者が特に印象的だったのが、各社とも現行の2Kとほぼ変わらないオペレーションで4K制作を行えるように設備構築を心がけている点。現在使用しているものと同じメーカーの4Kカメラを導入するなど、スタッフがスムーズに4K制作に移行できるようにしていた。

なお、A-PABでは来る6月1日にメディアへ向けて新4K8K衛星放送の開始半年前記念イベントを開催する予定。もちろん当ファイルウェブでもレポートする予定だ。

関連記事:4K放送開始に向けて新型テレビが続々発表

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