iPhoneXが退屈なのは、アップルが大人になったから

8とX? 好きな方を買えばいいじゃないですか

「8とX、どっちがいいと思います?」
まあ新型iPhoneの話、世間はちょっとした騒ぎになっており、犬助の周り、特に女子連中の間で上のような会話が交わされていたりするのです。
そんな場合にどの様な対応をするのが、カッコいいオヤジとして正解なのでしょうか?

「やっぱりXでしょ、OLEDの性能を発揮させるなら、画面解像度は2436×1125と高い方がいいし、カメラもf2.4の望遠付き、デザインも凹型ディスプレイ採用でおしゃれな感じだし、Face IDも新しいじゃん!!」

……こんな対応はどう考えてもよろしくない。スペックを延々語るだけでは、女子にとっては呪文にしか聞こえないはず。
こんな件を聞いて「きゃ!! 犬助さん詳しいんだ♪」などと、なる事態はまず望めません。
「わーこのオヤジ、よくわからないことを早口でまくし立ててるよ……」と、ドン引きされるのが落ちなのです。

だからといって「好きな方買えばええやん」と、心の声をそのまま口に出すのはよろしくないのですが。

何ら新しい点が見つからない新型iPhone

さて、先程のiPhone Xのスペックを書きながら思ったのですが、これって本当に魅力的なのでしょうか? 本当にエキサイトする人はどれぐらいいるのでしょうか?

背面もガラスになったとか、ワイヤレス充電とか、防水・防塵とか、といわれても少しもワクワクしないのはなぜでしょう。

答えはカンタンです。当たり前ですがiPhone Xは初代iPhoneの延長線上にしかないから。
特に新しい何か、例えばiPod・iTunesやiPhoneがリリースされた時のような、毎日が大きく変化するであろうインパクトに決定的に欠けるからです。

とりあえず機能を盛り込んだだけ、それもとりたてて目新しくもない機能を盛込んだだけとしか思えない……やっぱり8とXについては、「好きな方買えばええやん」という反応しかしようがありませんね。

社会に与えるインパクトはいったいどこへ?

例えば、アップル社が1992年に発表した「ニュートン」を思い出してみましょう。
手書き認識機能を備えた世界初のPDA、その後「Palm」などのさきがけとなった製品でしたが、価格が高いという点と肝心の手書き認識の頭が悪かったという2点で大失敗。結果として、スティーブ・ジョブズ氏をアップル社に呼び戻す日を早めた功績しかなかったとされる製品です。

しかしニュートンには、これからPDAなる小型のコンピュータを誰もが持ち歩く日を予想させてくれました。この小さな機械で何かが起こるかもしれないという、毎日が変化するかもしれないという期待を抱かせてくれたのです。

しかしiPhone Xにはそれがない。単にあるだけの機能を詰め込んだだけの1台にしか思えないのです。

任天堂と新型iPhoneの共通点

「枯れた技術の水平思考」iPhone Xを考えていた時に、思い出した言葉です。

ゲーム・ウォッチやゲームボーイ、ドンキーコングなど、数々の任天堂のヒット作を生み出したことで知られる横井軍平氏さんがゲームハードを開発する際のキーワードとしたのが、この言葉。ゲーム機に最新のスペックなどは必要がない、安定して価格もこなれた技術を搭載するだけで充分だという考え方です。

結果、ゲームと時計を一緒にしたおもちゃがどうなったか? ロースペックのゲーム専用機がどうなったか? それを携帯可能にしたからどうなったか? については、よく御存知の通りなのです。そして、iPhone Xについても、この「枯れた技術」という点で共通点は多いもの。

社会にインパクトを与えることはなくても、目新しい機能もないiPhoneはヒットし続けるであろうということです。つまり良くも悪くもアップルという会社は、社会にインパクトをもたらすことは期待されなくなったということでしょう。
これが、会社として成熟するということ、堅調に株価を推移させる大人の会社になったということだと思うのです。

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